第四章 空白期編
第百五話 『誘拐されるツルギ。激怒する一同』
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はツルギと一緒に誘拐されたと伝えておいて》
《なっ…!?》
誘拐やて…!?
《ま、あたしがみずから捕まったんだけどな》
《って、へ…? どない事?》
《いや、前に何度もすずかとアリサが誘拐されそうになったけどアサシンとライダーが逆に捕まえているとかいう話を聞いたんで今回は見た目子供のあたしに来たんだなと思ってなー》
《…ヴィータも結構余裕やね》
《まぁな。ねじ伏せることもできたけど今回はこいつらを全員あぶりだす為にみずから捕まってみたんだ。安心しろ。ツルギは無事だから》
《そか…。わかった。それじゃシホちゃん達にも要請願うわ。助けに行くから待っといてな? ヴィータ》
《おう。待ってるね、はやて》
それで私はヴィータとの思念通話を切ると、みんなに真剣な顔になって、
「ヴィータとツルギが誘拐されたみたいや…!」
『な、なんだってー!?』
それで全員は立ち上がる。
私は内心で、
(んー…みんないいリアクションをするなぁ…)
と、思っていたり。
「というわけで救出班と逮捕の班に分かれようと思う。
シホちゃん達家族にも協力してもらおうか」
「そうだな、はやて。…クククッ…ツルギを誘拐したことを二度と立ち直れないくらいの恐怖を植えつけて後悔させてやるとしようかね?」
士郎はそう言ってこわい笑みを顔に刻んでいた。
もう手加減無用だということだろう。
裏組織の人達、御愁傷様や…。
◆◇―――――――――◇◆
それから士郎達はシホ達とも合流して、
「…とうとうやりやがったわね。ツルギ君を誘拐するなんて、そうとう地獄を見たいらしいわね?」
シホがその表情を怒りに染める。
恭也や美由希も、
「シホちゃんの言うとおりだね。私達で倒しちゃおうか!」
「そうだな、美由希!」
御神流のフル装備でそう答える。
今回はかなりヤル気だ。
「士郎さん、すみません…さらわれたツルギとヴィータのために手を煩わせてしまい…」
「なに…気にしないでいいよ、士郎くん。子供を持つ同じ親の仲じゃないか」
「ありがとうございます」
ダブル士郎はそう言って真剣に話をしているのだった。
「俺ももう他人事じゃありませんからね」
恭也もそう続く。
最近やっと忍と結婚して忍はお腹に子供も宿しているので感情移入していたり。
「さて、それじゃヴィータのグラーフアイゼンの発信する電波をたどってみて到着した施設だけど…侵入して救出する班を士郎、キャスター、シグナム、志貴、ザフィーラの五人…」
「そして壊滅班がシホ、アルトリア、ネロ、そして高町一家なのだな」
「そうなるわね。それじゃそれぞれ解析して侵入していくわよ」
「了解した。そちらは頼むぞ、シホ」
「ええ
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