第四章 空白期編
第百五話 『誘拐されるツルギ。激怒する一同』
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…とある裏社会のもの達がすずかとアリサの誘拐ということにことごとく失敗し任務に携わった部下がそのほとんどが刑務所入りを果たしているというのが現状である。
「…隊長。もうあきらめませんか? なにやら月村とバニングスには凄腕のボディーガードがいるようで手を出した瞬間にそくざに刑務所入りは確定だとまことしやかにささやかれていますし…。
それに自分達とは別の組織がいくつも壊滅させられたという話ですしね」
それは高町一家(士郎、恭也、美由希、シホ、アルトリア、ネロ)の精鋭揃いがことごとく壊滅させているからである。
シホの解析魔術と忍謹製の数々の道具が効果を発揮しているのでもう何度もいくともの裏組織は一網打尽にされている。
すずかとアリサはある意味裏組織をおびきだすオトリと成り果てていたりする。本人達もそこは承知済みなのでオッケイである。
もしうっかり連れ去られても魔術を行使すれば簡単に抜け出せるし最悪アサシンとライダーが助けに入るのがテンプレートと化してきていた。
ある意味裏組織以上にシホ達は裏の人間でもあるのでそんな事は日常茶飯事である。
そんな裏事情を知らないこの隊長と部下は、
「…うむ、それは俺も聞き及んでいる。だからもう上にはおまえの言った内容は何度も伝えたんだがな…」
「また突っぱねられましたか…?」
「ああ。どうにかしてなんとしてでも捕まえろと口を酸っぱくして言われたよ。下の俺達は命令に従うしかないのさ」
「そうっすね…」
それで隊長の男とその部下はため息をつくのだった。
だがそこに部下の男が名案だと言わんばかりに、
「でしたらまず関係を持つ周りの奴らを誘拐して外掘りを埋めていく作戦はどうですかね…?」
「それは妙案だな。よし、では計画を立ててみるとしようか」
男達はそれで動きだす。
しかし後にこの行為を後悔をする事になるだろう。
彼らは逆鱗を触る行為をしてしまう。
今引き返していればよかったのだと思う時がやってくるだろう。
そう思ったのは刑務所の檻に入れられた後であった。
いと哀れ…。
◆◇―――――――――◇◆
Side ヴィータ
今日は管理局の仕事がないから一日ゆっくりとしていられる。
なのはも落ち着いてきたしまた墜ちることもないだろう。
また無茶をするかもしれないという不安はあるがそれはお互い様だ。
あたしもはやて達の危機だったら無茶をしてしまう可能性はなきにしもあらずだからな。
ま、せっかくの休みなんだからゆっくりしよう。
それに今のあたしの最近の楽しみといえば…、
「あーうー…」
ツルギを可愛がることだからなぁ〜。
アインスの奴も家にいるにはいるが最近はご近所のママさん達と色々と話をするのも楽しいらしいし。
うちには料理
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