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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第六幕 「二振りの剣」
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で騒がしかった生徒たちも静まり返っている。おそらくピットにいた皆も、今の様子をモニター越しに見ているのだろう。
さて、時間がなかったせいでフィッティングが終了していない以上、迂闊に突っ込むのは愚策。ここは少しでも時間稼ぎをするべきところなのだろう。だが――

「一応聞いておきますが、今から降参する気は?」
「毛頭ないね」

一触即発の空気の中、即答する一夏。小賢しい時間稼ぎなど、元より一夏の好むところではない。今ある力で全力を尽くす、それが正々堂々というものだろう。一夏の反応に、一瞬だけ何所か満足したよう表情を見せたセシリアは、その手にレーザーライフル・スターライトmkVを展開し、淡々とした声で告げる


「・・・ならば、必死に踊りなさいな――私とブルーティアーズの奏でる円舞曲(ワルツ)で」


ここに、公式記録に残る白式改の初めての戦闘が開始された。

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