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ジークフリート
第二幕その七
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 そしてまた言った。
「言葉は駄目でも鳥の言葉を使ってみればお喋りもわかるかも知れない」
「おや、そう考えるんだ」
「面白いじゃない」
 実際にやってみるジークフリートだった。葦笛を吹いてみる。しかしであった。
「駄目か」
 上手くいかなかったのだった。
「これでは駄目だ」
「まあそれじゃあね」
「難しいね」
「小鳥達に恥ずかしいな」
 こう言って顔を俯けさせた。

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