ターン20 大将、最後に英雄が救うもの
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ゃあそうなんだけどね。なんでも、今から表彰式を始めて、プレゼントの授与をミス・デュエルアカデミアとやらが行うらしい。
ちなみに正直なところ、後ろを振り返って夢想の姿がいなくなってることを期待したのは否定できない。あっさり見つけたから、少なくとも彼女のことじゃないってのはすぐわかったけど。しかし、一体誰なんだろう?………って、トメさん!?そして唖然とした僕らが見ているうちに、スキップでもしそうな勢いでウチの校長が表彰台に上ってそのままトメさんのキスを受けた。
「えーっと………」
『いかん、間近で見るとわかっててもアホらしくなってくる。この手のギャグで落とすノリは嫌いじゃないんだがな』
「俺たち、こんなもんのために戦ってたのかよ〜……」
なんかもう、この十代の一言にすべてが詰まってると思う。あと、後ろで地団駄踏んで悔しがってるノース校校長が印象的だった。そのままノース校校長は走って船に飛び込み、皆が男泣きに泣きながら船はゆっくりと離れていった。
『そろそろ衝撃発表その2だな。万丈目と再戦したがってるお前にゃいい知らせだろーな』
「………?」
『ま、黙って大徳寺先生の話聞いてな』
言われた通り黙って聞く。なになに、万丈目は出席日数が足りない、だから進級するためにはオシリスレッドに入らないといけない。オシリスレッド……僕らのとこ、だよね。っていうかウチの寮って3か月学校にいなくても進級できるんだ。レッド寮凄い。いろんな意味で凄い。
「なんで俺がこいつらと!」
「そんじゃ、万丈目の入寮を祝して!」
「勝手に決めるな!」
往生際が悪いなあ、万丈目め。僕らは全力挙げて歓迎するよ?だってほら、おきまりの掛け声だって。
「一!十!百!千!」
「「「「「万丈目、サンダー!!!サンダー!サンダー!」」」」」
ねえ?これからよろしく万丈目、サンダー。
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