機動戦士ガンダムSEED
0236話
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オーブへと戻ってきた翌日。例によって巨大ベッドの上で目覚めた俺、レモン、コーネリア、マリューの4人は昨日の夜の疲れもあって気怠げにではあったが朝の準備を始める。
ウズミとの約束がある以上はオーブの行政府に出向かないと行けない為、このまま二度寝を楽しむ訳にもいかないしな。
その後、食堂でレモンとマリューの作ってくれた朝食を食べながら今日の予定について話し合う。
「俺はこれからオーブの行政府に行くけど3人はどうする?」
「アクセル1人だと心配だし、私も付き合うわ。コーネリアとマリューは?」
「私はラピエサージュで訓練をしたいと思う。レモン、量産型Wを何人か借りるが構わないか?」
「ええ、機体に関しては機数に余裕のある量産型ゲシュペンストMk-Uかエルアインスを使って頂戴。マリューは?」
レモンからの質問に数秒悩んだマリューだったが、やがて苦笑を浮かべながら口を開く。
「そうね……まだホワイトスターの全部を見た訳じゃないから見て回りたいというのもあるんだけど、さすがに戦争に参加した当事者としては戦後についての話となると参加しない訳にもいかないから、私もアクセルと一緒にオーブに行かせて貰うわ」
考えるまでもなく、ここにいるメンバーの中でプラントの独立戦争とも言える今回の戦争に一番深く関わってきたのは、連合軍で5機のガンダムを開発してきたマリューなのだ。その戦争が終わった後の世界が気になるのは無理もない。
「分かった。エキドナはどうする?」
「そうね……コーネリア、もし良かったら貴方の訓練にエキドナも参加させてくれないかしら。貴方にしても、訓練相手に特機がいるというのは刺激になるでしょう?」
「特機……ヴァイサーガとか言ったか。確かにあのレベルの機体と戦った経験はないから有益であるのは認めるが……いいのか?」
その質問はエキドナをオーブ政府の方へと連れて行かなくてもいいのか、というものだろう。
「ええ。そもそもアクセルがいる時点で私達が危険に晒される可能性はまず無いと言ってもいいんだし」
「……それもそうだな。アクセルの身体能力を考えれば余程の事がない限りは安全か。それこそブルーコスモスのテロリスト如きでは、な」
苦笑を浮かべるコーネリアの脳裏に浮かんでいるのは、コードギアスの世界で初めて会った時にトウキョウ租界の政庁で俺が見せた身体能力に関してだろう。
「さて、じゃあ今日も一日頑張りましょうか。戦争終結まで後少しなんだし、ここで気を抜かないようにね」
レモンのその言葉で朝食の時間は終わり、それぞれが次の行動に移る為の準備を始める。……とは言っても、外出用の身支度やら訓練の準備をする必要のある3人と違って俺は簡単な身支度を調えるくらいしかやる事はないのだが。
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