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BIOHAZARD Operation MID-CHILDA
第1話:襲撃
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見た時

「あっ…あっ…うわあああああ!!」

目の前の光景にヴィータは絶叫してしまう
何故なら




なのはが







血を流して雪の上に倒れていたから





なのはside

それは突然の出来事でした。
観測指定世界での任務中 白い閃光が私達を襲い
何故か飛行が発動しなくて私達は地面に落ちた。
その直後に銃声と悲鳴が聞こえて

(私が、みんなを助けなきゃ!)

そう思って立ち上がって閉じていた目を開けた。
まだ、ボンヤリとしか見えない
背後に殺気を感じて防御魔法を展開する
左腕に衝撃を感じる、襲って来たのは黒い戦闘服を着て顔にはレンズが赤いガスマスクを付けた細身の男の人
でも今受けた一撃は予想以上に重く、それが私の中に流れる御神流の血が実力の差として警鐘を鳴らす

〈マスター!
右側面から来ます!!〉

レイジングハートの忠告に従って右側面を見ると私を蹴ろうとしている
防御魔法を展開しようと右手を向けようとした時
一瞬…ほんの一瞬だけ右手の動きが止まってしまい
回避できずに胸に受け、蹴り飛ばされ遺跡の壁に激突する

「うっ!
かはっ!!」

恐らく肋骨が折れたのだろう呼吸するだけで痛い
痛みに呻いていると目の前が急に暗くなり…そして

(えっ?
おなかに…何か)

自分のおなかに冷たい何かが刺さっている
さらに生暖かい何かが体を伝って流れている

(何が刺さってるんだろう?)

そう思い、おなかを見る

「いやあああああ!!」

自分のおなかには深々とナイフが刺さっていた。
生暖かい何かは自分の血
それが体を伝って地面に雪に吸い込まれる
ナイフが引き抜かれ、傷口から血が溢れ出る

「あっ‥あっ…あぁ……」

顔を上げると赤いレンズのガスマスクの男がいた。
手には注射器らしき物を持っている

(逃げ…ないと)

頭では理解していても体が動かない
一歩一歩近づいて来る男
目を逸らしたいのに逸らせない
視線が、ガスマスクに固定されている




怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い




表情が変わらないガスマスクが赤いレンズが怖い
今まで感じた事のない恐怖が、なのはを支配する
注射器の針が傷
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