第5章 契約
第63話 龍の巫女
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席にして、ハルピュイア族の元女王。魔将ハルファス。
そして、炎の精霊。高貴なる者の証に身を包んだ、精霊界の貴族サラマンダー。
「俺と湖の乙女の二人でこの騒動を鎮静化させる。その際に、この結界を解除するから、その術が効果を上げるまでの間、俺達の護衛を頼みたい」
そう依頼を行う俺。そして、更に続けて、
「ノーム」
戦闘時には召喚する事の少ない、大地の精霊ノームを現界させる俺。
但し、彼の場合、上空に滞空する事は出来ないので、湖の乙女のように、俺の生来の能力で滞空させて居るのですが。
そして、その場に顕われた、小さながっしりとした体格。髭面。主に、黄色を主体とした、このハルケギニア世界に暮らす庶民の着る衣装に身を包んだ大地の精霊ノームに対して、
「このブレストの土地神に対して、この地の精霊をすべて掌握して、火石や風石に凝縮された精霊力が暴走しないように手を打ってくれ。その為になら、どれだけの黄金を費やしても構わない」
確かに、俺には蘇生魔法が存在しますから、後に復活させる事は可能です。但し、流石に魔法でも為せない事は有りますし、あまりにも多くの死者を復活させると、それだけ、余分に現実を歪める結果と成る可能性も大きく成り……。
返って、世界に悪影響を及ぼす可能性が高く成りますから。
俺の依頼に対して、三者三様の仕草、及び言葉で肯定を示す三柱の式神たち。
そうしたら、
「湖の乙女。次に結界を解除したら、二人の精神を完全に同期させて、一気に行くぞ」
最後の俺の問い掛けに、湖の乙女からは落ち着いた、しかし、かなり大きな陽の気に包まれた答えが返されたのでした。
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