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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第3話 力を魅せる
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った切るなんて酷いって思う!!

まあ、彼(ジャック)もマグマで溶かしてやろう!としてたんだけど 苦笑



(例え妖怪でも切れたら 治療なんてできんのじゃないか?接合手術?不死者のアカーシャならともかく……)



ジャックは倒れたままそう考えていた。


そうこうしている内にアカーシャも駆け寄る。



「やりすぎよ!二人とも!!でも黙って見てた私も同罪ね 急いで家の救護の者を呼ぶわ!」



魅入っていたアカーシャもあわててそう言う。


どうやら、本気で心配かけたみたいだ。



(…そろそろ 反撃するか、あんま倒れた振りしててもかっこ悪いし。)



ジャック周辺は、マグマ化していた時に発生した黒煙で彼を隠していたのだ。

その黒煙は戦いの最中も発生していた。

だからこそ、アカーシャはもちろん、東方不敗も…気づかない。





“ボコボコボコ…………”





気付かれない速度で地面を溶かし、東方不敗の背後に回りこんだ!





「な!!」





東方不敗は気配を感じていた!

目の前で倒れているはずの男の気配を。

そして、それを感じたときには既に遅い。

このマグマは全てがあの男の身体なのだと理解した。

故に……広がった場所になら何処にでも移動できるのだと……。


致命的な油断。




“ゴォォ!!!”




彼の目の前にマグマの拳が迫る!

が…目を瞑らないのは流石であろう。





“ピタッ!”





ジャックは、マグマで固めた拳を東方不敗に当たる寸前で止めた。



『これでおあいこだな…? 別に治療はいいよアカーシャさん、治るから。…で、まだ見るかい?』



そう言って笑っていた。

してやったり!といった気分だろうか? 苦笑


初は唖然としていた東方不敗だが……。


「ふは……」

肩を落とし笑い始めた。


「ふははは………。負けじゃ。ワシの負け。 ヌシは…ヌシのそれは規格外じゃな。これは認めるしかないのぉ。 ここまでの化物がおるって事をな。力量は十分すぎる。アルカード討伐に大きく力になってくれるであろう。のう アカーシャよ。」




心底楽しそうな笑顔でアカーシャの方を見た。

マグマを切った所で、切れるはずも無いなぜそれに気がつかなかったのか。


そう思いながら笑う。


アカーシャもジャックの反撃には驚いていたが…

直ぐに、東方不敗同様笑顔になる。



「ええ、私も正直ここまでとは 思ってませんでした。ジャックさん貴方の提
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