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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第3話 力を魅せる
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… こい!」


その言葉が合図だった。

2人は瞬時に臨戦態勢に入る。







             
 
『焔の力 自然系!…紅き焔炎』






力を集中…

頭の中で悪魔を呼び起こす。

使うは炎を総べる悪魔。

≪メラメラの実≫

……よし、もうパクるのは止めにしよう。

身体を炎の持つ性質に切り替えたのだ。


ジャックの体周辺に炎が生まれてくる。


それらはジャックの体を炎の渦で包み込んでいった。




“ボオオォォォ……カッッ!!”




そして、左右の腕を前に出すと炎の渦が東方不敗に向かって解き放たれた!!





“ボォゥン!!”





「ッ!! ふん!!」


突然、炎に包まれた相手を見て、少し驚いたようだったが、それでも瞬時に、行動するのは流石だろう。

懐から何かを取り出し掲げた!




“バァン!!”




東方不敗が取り出したのはジ呪符。

作り出し、気をこめた呪符を掲げバリアのようにジャックの炎の攻撃を防いだのだ。


……だが、




「ぬううう!」



東方不敗の体が圧されて行く。


(な…?この力は!唯の炎じゃない。この呪符は,封炎作用の符。如何なる炎をも消す符!……なのに何故ヤツの炎は消えん!?)


徐々に炎に包まれてゆく。

東方不敗の衣類を焼き、所々に火傷の傷も増えて行った。

東方不敗は徐々に迫りくる炎に圧されていたが……。




「ッッかぁぁぁぁ!!!」



“バゴォォッォン!!!”



呪符を何重にも加え 重ね掛け、そして己の妖気も高めて吹き飛ばすように炎をかき消した!?

衣服はいくらか燃えたが、大事無いようだ。










次に戦慄が走るのはジャックだ。


『ッ……。流石は 世界最強の妖術師と呼ばれる男。……あの炎を消す……かッ!』


実際に驚いている。

自然系(ロギア)の能力。

それは、体のすべてをその属性にでき、そして、体の原型も留めていない。

体そのものの構造を変え… 自然…炎と化すのだ。

更に構造を変えるだけではない。

その属性(炎)を追加発生させることができるのだ…



≪身体を炎にし、その炎を生み出す事ができる能力。≫


つまりは。


≪尽きる事のない炎!≫


それを消す…



(悪魔の力。正直反則的と思っていたが、それは結構お互い様ってことか?なんだろう……楽しくなってきた……。)





東方
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