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王道を走れば:幻想にて
第四章、幕間:爛れた部屋 その1 ※どエロ注意
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の態度を取っているのに、今では盛った雌とほとんど同じだ。むせるような精子の臭いを前にし、恥部を舐め続けられて表情は完全に蕩けている。慧卓は再びこみ上げるものを精嚢の中から感じて言う。

「やっばっ・・・で、出るっ!!!」
「んんんんっ!!!」

 ソ=ギィが胸を俄かに離して陰茎を咥えこんだ瞬間、慧卓の尿道から精液が勢いよく飛び出していく。口腔を埋めていく濃厚な香りの塊にソ=ギィは頭をやられるような思いでそれを味わっており、そのままゆっくりと呑み込もうとするも、勢いの止まらぬ射精に動揺する。泥濘と何ら変わらぬほどの粘着質な液体が、喉の奥を満たし、段々と歯の方へとせり上がっていく。

(な、何この量!?飲みたいけど・・・全部飲めるわけない!!)
「ごくっ・・・けほっ!けほ・・・」

 結局の所、最初の一塊のみを喉の奥へと通して、後のほとんどは潤った口から零してしまう。頭がどうにかしてしまいそうな実に濃厚な液体であり、麻薬の様に劣情を催させる効用が含まれていた。溢れた一部は豊かな胸へと付着し、或は慧卓の引き締まった腿へと降りかかった。射精は止まったものの、その夥しき精液の量と彼の一物の滾りぶりを鑑みるに、まだまだ夜は続くと見ていいだろう。
 咳き込むソ=ギィを他所にアリッサは寝台を這い、シーツに落着した慧卓のそれを指で掬い、指の腹同士で擦ったり離したりして遊んだ後に、艶やかに舐め取っていく。同性としても興奮を覚えるほどの色情ぶりである。

「んむ・・・じゅる・・・んん・・・ケイタクの、美味しい・・・」
「・・・やるわね、アリッサさん」

 勝利の愉悦とばかりにアリッサは指先と舌との間に、唾という名の銀糸を落とす。女性としての対抗心を触発されたソ=ギィは慧卓を押し倒したままずるずると態勢を動かし、彼の顔に己の顔を近づけた。自然と両者の距離は最大限にまで近付く。そして彼女は、滾る肉棒を柔らかく握りしめると、己の女陰に触れさせる。

「さぁ、本番といくわよ・・・」
「・・・ケイタク、私のも弄って・・・」

 横合いからアリッサの声が響いてきて、慧卓は目を向ける。彼女も位置をずらして慧卓の横へと倒れ込んでおり、無気力に下ろされていた慧卓の手を掴んで自らの股座へと導いていたのである。無茶苦茶に弄って欲しいとばかりにアリッサは瞳を潤ませ、慧卓の意識を独占しようする。 
 しかし、彼女の目論み通りとはならなかった。『ぬちゃり』という聴覚を奪うような音が下腹部から響き、温かな肉のようなものが慧卓の陰茎を上部の方から抱擁していく。ソ=ギィが腰を下ろして、肉棒を膣口へと咥えこんだのだ。女としての確かな快楽に身震いし、同時に感激のような情念を覚えながらソ=ギィは頬を桜色に染めた。

「っっ・・・はぁぁ・・・す、凄いわ・・・こんなの覚えたら
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