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王道を走れば:幻想にて
第四章、幕間:爛れた部屋 その1 ※どエロ注意
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つ頷いて、チャイ=ギィの両脚を掴む。

「御明察恐れ入ります。ケイタク様のみならず、私の娘も御覧のように・・・」
「や、やめてっ、母さんっ!!」

 力の入らぬ抵抗を物ともせず、娘の両脚を開かせる。仄かな明るみによって、彼女の引き締まって割れた腹筋と、それに反するかのような可憐な桃色の膣部が見えた。彼女も現場に居たのだ、欲情しているだろうという事は想像はしていた。しかし太腿に流れ、シーツを穢す愛液の量は尋常のものではなかった。まるでお漏らしをしたと言っても過言ではない程の量であり、臭いすら感じてしまいそうだ。
 赤らんだ頬をついと逸らすチャイ=ギィを、ソ=ギィは温かな言葉で詰った。

「しとどに濡れておりますわ。その上、薬によって発情に発情して、子を作る準備も出来ているようで」
「そ、そんなのいわないでぇ・・・」
「・・・仮にケイタク様と交わった場合、間違いなく娘は孕んでしまいましょう。ですがこのまま放置するのも、娘にとっては苦痛。ですからケイタク様をお借りしようと、このように・・・」
「このようにって、それ、アリッサさんが俺を襲う理由になりませんって・・・」

 まともな反応に窮する慧卓に覆いかぶさって、アリッサはぜぇぜぇと荒く淫らな息を零す。絶頂を迎える彼女の淫気に愚息を震わせつつ、慧卓はソ=ギィの説明に耳を傾けた。

「・・・説明致しますわ、ケイタク様。どうして私達がこうしているのかを」



ーーーーーーーーーーーーーー



 それは村での戦闘が終了した後、負傷者、及び数少なき生存者らの救護をしている最中に発覚した事であった。今は亡き村長が住まわれていた館で、ソ=ギィとアリッサは訝しげに瞳を窄めていた。

「せ、性欲剤ですと・・・?」
「正確に申しますと、馬用の精力財ですな。エルフや人が使用するものではありません。可哀相に、あれでは起きた瞬間に暴れ馬になりますぞ」
『・・・』
「し、失礼しました。年甲斐も無く、どうしようもない洒落を口に出してしまいました」

 しわがれた声で老人のエルフはじろりと睨んでくる美女に臆し、洒脱な心を押しとどめて真面目た口調で言う。すなわち、慧卓やパウリナら私兵団団員らが吸い込んだ薬についてである。

「団長殿や補佐役殿が吸われた薬というのは、どうやら、馬同士の生殖を盛んにさせるための薬だったようですな。地元の野草などを調合し、粉状としたのが件の白い薬の正体です。
 あの薬を吸い込めば、確実に子を為すため、性欲が高ぶるでしょう」
「人間に効果があった場合、どうなるのだ?」
「馬の精力は人間の数倍も御座います。それにあわせて作られた薬なのですから、人間が使用した場合・・・」

 −−−性欲で心の臓が破裂する。
 その言葉を耳にした途端アリッサはくわ
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