第四章、幕間:爛れた部屋 その1 ※どエロ注意
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−−−ぎっし、ぎっし。
村の倉庫で倒れて以来沈んだままの意識が、まるで揺り起こされるように舞い上がっていく。倉庫で嗅がされた薬独特の香りが、身体全体をまるで泡のように宙に浮かばせるような感覚に陥れていた。感覚はそれだけに飽き足らず、彼の意識をまるで灼熱で炙るかのように熱し、まともな思考能力を奪っている。
『・・・んんっ、ああっ、ああんっ!!』
(な、なんだ・・・体がふわってしている・・・それに熱い)
鉛のように重たい瞼を薄ら開くと、睫毛が掛かり且つぼやけている視界の中、肌色の何かが蠢めているのを捉えた。それは上下に身体を揺らし、上部の辺りではまるで風に揺れる幕のように栗色のふわっとしたものを揺らしている。それが何度も蠢く度に高調子の甘い声が響き、その動作と同時に、慧卓の腰に何か重みのあるものが叩き付けられる。
『ああっ、すっごぃぃ・・・いいっ、いいぃぃぃ!!』
(誰かいるのか?腰が重いなぁ・・・)
徐々に身体の感覚を取り戻しつつある慧卓は、己の周りの環境をゆっくりと理解していく。身体に敷かれたこの柔らかな感触は、寝台と毛布のものである。頭に敷かれているのは枕だろう。しかしどうにも解せないのは、熱を帯びる身体であるのに、蒸れを感じる事が無いのだ。通常ならば服に汗が吸われて、少しぬめっとしたものを感じるのに、それがない。それどころか腰の一点を覆うかのように、快楽というべき感覚を覚えるのだ。
長らく暗いままであった視界が晴れていく。曇りがかっていた慧卓の瞳に、蝋燭の淡い光が入り込んだ。その仄かな明るみは暗い一室を照らし、慧卓の上で蠢くものの正体を顕とさせ、慧卓の度肝を抜かせる。彼が敬愛する美麗な女騎士、アリッサ=クウィスが、引き締まった女体に赤みを帯びさせた上にその全てを顕とさせ、慧卓の上で淫らに腰を振っていたのだ。上品に揺れる桜色の突起と彼女の蕩けた表情を見ると、慧卓は息を詰まらせて顔を紅潮させ、寝起きにやるように無意識に足を伸ばす。瞬間、腰元に一気に絞られるような悦楽を覚えた。
「ぁぁあああっ、ケイタクのぉっ、前より硬いいいいいっ!!!」
「っ!?!?あ、アリッサさんっ!?」
慧卓は腰部にある己の陰茎が、アリッサの膣肉によって貪られているのを瞬間的に理解した。普段の凛々しさも上品さも欠片も見られぬ彼女の痴態に、慧卓は瞠目して興奮を覚える。寝起きに見るにはあまりに刺激的な光景に心奪われていると、横合いから別の声が届いてきた。
「よく見ておきなさい、チャイ。あの大きなものが、あなたの中に入っていくのよ」
「母さんっ・・・もう、我慢できないぃ・・・」
「駄目よ。今したら妊娠しちゃうでしょう?我慢なさい」
慧卓はその声にはっとして、横を見遣って更に驚愕する。自らが卑しき行為に拘束さ
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