第1章
旧校舎のディアボロス
第8話 神器と士騎家の正体
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なっていた。
「……いえ、イッセー達とバカな話をしたりと色々と楽しい時間を過ごしてきてはいたので、そこまで辛い人生ではなかったです……」
俺は本心でそう思えていた。千秋も兄貴も姉貴も同じ想いだ。
さて、俺達の事はこんなもんで良いか。
「……それで、俺達の事をどうするんですか?」
一応、俺と千秋は警戒しながら先輩を見る。
「じゃあ、せっかくだから仲良くしましょう」
「「はい?」」
先輩の言葉に俺達は思わず、少し呆けてしまった。
「元々、そのつもりで呼んだのよ。正体はついで」
先輩は悪戯が成功したような顔をして言う。
「言ったでしょう。貴方の事も気に入ったって。友達の為に迷わず命を代価にしようとした貴方を」
「なっ!?明日夏、お前!?」
俺が命を賭けようとしていた事にイッセーは驚愕していた。
「ダチのために命懸けるくらい当然だろうが」
俺は迷い無く言う。
「明日夏…っ……」
そんな顔をするなよ、イッセー。
「じゃあ、改めて紹介するわね。祐斗」
木場が立ち上がる。
「僕は木場祐斗。兵藤一誠君と士騎明日夏君と同じ二年生って事は分かっているよね?え〜と、僕も悪魔です。よろしく」
「……一年生、塔城小猫です。よろしくお願いします。……悪魔です」
小さく頭を下げる塔城小猫。
「三年生、姫島朱乃ですわ。一応、研究部の副部長も兼任しております。今後もよろしくお願いします。これでも悪魔ですわ。うふふ」
礼儀正しく姫島先輩は深く頭を下げる。
最後にグレモリー先輩。紅い髪を揺らしながら堂々と言う。
「そして、私が彼らの主であり、悪魔であるグレモリー家のリアス・グレモリーよ。家の爵位は公爵。よろしくね、イッセー、明日夏、千秋」
「よ、よろしくお願いします」
ま、これもまた一興か。
俺と千秋はお互いに視線を合わせた後、頷く。
「「よろしくお願いします」」
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