BFO開始
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ガはまだよく分からない街を歩き始めた。今日は平日の正午なのでまだ、そこまでにぎわっていない。しかし、まばらではあるがプレイヤーはちらほら見える。と歩いているとふとったNPCとぶつかる。
するとふとったNPCがいきなり食って掛かってきた。
「おい、どこ見てるあるいてんだ、愚図が!」
いきなり怒鳴ってくる。そういえばこのゲームはゲリライベント言う物があると説明書にも書かれていた。つまり、このNPCはゲリライベントの少し高度なAIが組み込まれたNPCだろう。
するとウィンドウが出てくる。勝負をするか?YES/NOがかかれている。ゲツガはすばやくYESのボタンを押して間を空ける。すると、空中に十と書かれた文字盤が浮かぶ。
コレがカウントなんだろうと思い、それを眺めながらゲツガはNPCをみた。
「いい度胸じゃねえか、ミンチにしてやるからじっとしてろよ?」
そう言ってNPCは手を地面につけた。コレはパワー重視の相撲だろう。やつの体系から見て普通にそれが合っているし。
「お手柔らかに頼むぜ。俺はこの世界に来たばかりだから知ってることはそこまでないんだ」
ゲツガも構える。中腰で腕をだらりと下げた状態だ。コレは防御を捨てているわけではなく、視界を遮るものをなくして見える範囲を広くするためにこうしているのである。防御は捨てているのではなく、ただ弾くためにこうしているのである。そしてカウントがゆっくりと進む中数人のプレイヤーが野次馬としてくる。そしてゲツガの構えを見ては何か話し合っていた。
そして、文字盤の数がゼロになると太ったNPCはその身体に見合わないスピードで迫ってきていた。しかし、ゲツガはこのスピードよりも速いものを何度も見たことがあるためそこまで速いと感じない。
「遅いな」
ゲツガは身体を極限まで捻る。そして突進してくるNPCに向けて拳を突き出した。その拳は最大限に身体を捻ったことよるバネの力と腕を回転させることによるコークスクリューを加えたもので、威力と速さを兼ねそろえている。
「おらぁああああ!!」
打ち出した一撃は空気を切り裂いてNPCの顔面に突き刺さる。しかも、正面衝突したことによりさらにダメージが加算されたのか、一気にゲージが減っていく。それと同時に大きな音が周囲に響き渡った。爆発音のような音がいた後、NPCの顔が壁にぶつかった時のように顔がずるずると拳から崩れ落ちた。
「あら?てっきりまだやれると思ってたのにコレで終わりなのか?」
そう言うとNPCはぶれはじめてポリゴン片に変わった。そして、それを見たあたりの野次馬からざわざわと騒ぎ始めた。
「おい、あいつ装備からして初心者の癖に一撃であのゲリラNPCを倒したぞ!」
「あり得なくはないだろ
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