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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第22話 ぬらさんの訪問
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ただ少し昔を思い出してナーバスになってただけだ」
「バルトさんが………」
「ナーバス………!?」
「てめえ等、ぶっ飛ばしてやる!!」
何だかんだ騒がしい3人なのであった………
「ふんふ〜ん」
「星、手伝うか〜?」
「大丈夫です、レイはゆっくりくつろいでて下さい〜」
穏やかなとある休日の夜。
バイトなどそれぞれの予定を終え、有栖家の面々は全員揃っており、皆がリビングでくつろいでいた。
「夜美さん、お茶取ってください〜」
「ほら………」
テーブルのイスに座り読書していた夜美にクッションに座っていたセッテが立ち上がって夜美にお茶を組んでもらった。
「あっ、夜美俺も」
「僕もー!」
「アタシも欲しい」
「ワシもくれ」
「貴様等………少しは自分でやろうとは………わし?優理、お前ワシなんて一人称だったか?」
「私じゃないよ?」
「………では星か?」
「はい?」
洗い物をしていた星はいきなり名前を呼ばれ、何の事かさっぱり分からない。
「では一体誰が………」
「酷いのう………大して時は経っておらんのにワシの事すっかり忘れているな………」
そう言ってのんびりとお茶を飲む1人の男。
黒く長い髪に古風的な羽織物。
「あれ?ぬらさん来てたの?」
「おお、ライ。直接会うのは久しぶりじゃの………随分と大人っぽくなった………」
「えへへ〜でしょ!!」
そう言いながら零治の腕に絡みつくライ。
「仲も前よりも深まってそうだの。良いことじゃ」
「………一体どうしたんです?ってかどうやって入ったんです?」
「ワシはぬらりひょんだぞ?ぬらりくらりと訪れ去る。そんな妖怪に鍵なぞ不要だ」
「………ぬらさんに対して最新セキュリティーも形無しだな」
そんな夜美の言葉に頷く皆。
「それでいきなりどうしたのですか?あらかじめ言ってくれれば私もおもてなし出来たのに………ライ、もしかして忘れてたとか………」
「ち、違うよ!!」
星の問いに慌てて否定するライ。
それが返って怪しく見えてしまうのだが、ライは隠し事が苦手なのだ。
「まあそう言うな星。今回は特に連絡もしておらん」
「?じゃあ本当にいきなりなんですね、一体どうしたんです?」
「ライ、お前は随分前に自分が魔導師だと言っておったよな?実は頼みがあるのだ………」
「………珍しいな零治君。零治君から私に連絡してくれるなんて………星ちゃん達から心変わりしたんか?」
『今でもラブラブだよ。お前も忙しんからって彼氏作らんと取り残されるぞ』
「マジで不安な事をえぐらんでほしいんやけど………こうなったらやっぱり零治君に貰っても
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