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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第22話 ぬらさんの訪問
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ゃん、ヴィヴィオちゃんにも関係ある話なの!!」
「?」
?マークを浮かべるヴィヴィオの手を取り、中にへと連れていくフェイトだった………
「えっと………それで慌てて帰ってきたからビックリしたよ………」
「フェイトお姉ちゃんいきなりヴィヴィオの事引っ張って………」
「取り敢えず、はいオレンジジュース」
「ありがとうなのはお姉ちゃん………」
コップのオレンジジュースを満足そうに飲むヴィヴィオ。
「でもなのはお姉ちゃんお仕事じゃ無かったの?」
「午前中だけだよ、臨時の教導を頼まれたから行ってきたの。でシャワーを浴びて一息着こうとしたらフェイトちゃんが慌てて帰って来たから………」
「あはは………」
苦笑いしながらヴィヴィオと同じ様に出された紅茶を飲むフェイト。
「でどうしたのフェイトちゃん?何か急ぎの用があったんでしょ?」
「ああそうなんだ!!バルトさん、聖王教会に行ったんだって!!」
「聖王教会………」
「ねえなのは、最近バルトさんとぎこちないのは分かってるけど このままで良いの?」
「………私には関係無いよ。聖王教会に行くのもバルトさんの勝手だよ」
「なのは………」
キッチンでお菓子の準備をしながらそう言うなのは。
言葉は淡々と言われたがその背中は寂しげで暗い影が包んでいるようにフェイトは見えた。
「ねえなのはお姉ちゃん」
「何ヴィヴィオちゃん?」
「お姉ちゃんはバルトが好きじゃないの?」
「ヴィヴィオちゃん!?」
まさかの直球的な質問にフェイトは思わず驚きの声を上げた。
「私は………」
そんなヴィヴィオの問いに言葉が詰まるなのは。
そんななのはの態度にヴィヴィオは頬を膨らませた。
「なのはお姉ちゃん、バルトはなのはお姉ちゃんが好きだよ?なのに何でなのはお姉ちゃんは冷たいの?」
「えっ………?」
「だってバルトはいつもなのはお姉ちゃんの事を気にしてるもん。最近態度がおかしいってなのはお姉ちゃんの事気にしてたし、なのはお姉ちゃんと一緒にいるバルトはいつもより柔らかいもん」
「ヴィヴィオちゃん………」
「なのはお姉ちゃんはバルトが嫌い………?」
上目遣いでなのはを見つめるヴィヴィオ。
なのははしばらく黙っていたが………
「私は………ううん、私も好きだよヴィヴィオちゃん」
ヴィヴィオにしっかりそう答えた。
「本当に?」
「うん。私はヴィヴィオちゃんに嘘はつかないでしょ?」
「うん!!よかった、バルトもきっと喜ぶよ!!!」
そう言ってはしゃぐヴィヴィオを優しい笑顔で見つめるなのは。
(これなら大丈夫かも………まだ不安はあるけどなのはとバルトさんをくっつけるのはやっぱり………)
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