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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第22話 ぬらさんの訪問
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個人で見るなら全体的に底上げできるこの訓練は効率的だが、チームで見るとなると効率が悪い。
しかし昨日の夜、エリオの必死な説得とエローシュの『うちの特攻隊長の好きにさせてあげてください』といった言葉があり、現在フェイトがマンツーマンで訓練を見ていた。
「くそっ………」
「真白に頼ってばかりは嫌なんでしょ?だったらもっと頑張って!」
「はい!!」
フェイトの声にも熱がこもる。
実はあまり頼み事などしないエリオに壁があるのではないかと内心ずっと悩んでいたフェイト。零治と共に遊園地に行ったりとコミュニケーションはしてきたつもりだったが、それでも壁があると感じていた。
だからこそ一生懸命頼むエリオにフェイトはとても嬉しかったのだ。
「まだまだ行くよエリオ!!」
「はい!」
2人の訓練はまだまだ続く。
「よし、私達も休憩終わりだ。続きを始めるぞ」
「「「はい!!」」」
「うぃーっす」
「………」
「すいません、マジで調子乗ってました!!なので振り上げてるレヴァンテイン下ろして………」
そんなエリオに触発され、ライトニングの3人娘は元気よく返事するが、エローシュはいつも通りであった………
「ふい〜」
「あらあらお疲れですね………はいどうぞ」
「おっ、サンキュー」
心地好い日差しを浴びながらバルトは受け取ったコーヒーに口を付ける。
「相変わらず美味いな………」
「そう言ってもらえて私も嬉しいです。これ貰い物ですけど良ければ………」
そう言ってクッキーを差し出され、食べるバルト。
「おお、美味いなこれ!!」
「バルトさん、甘いの苦手ですよね。甘さ控えめのクッキーなんです」
「ああ、サンキュー。今度ヴィヴィオにも買ってやるか………」
「大人向けなので止めたほうが良いとは思いますけど………」
バルトの反対側の席に座る女性、カリム・グラシアが苦笑いしながらそう答えたのだった………
「………」
「あれヴィヴィオちゃん、1人でどうしたの?」
「………バルト出かけちゃった………せっかくの休みなのに………」
たまたま隊舎の中庭を歩いていたフェイトは1人ベンチでムッと頬を膨らませてつまらなそうな顔をしているヴィヴィオを見つけた。
「出かけちゃったって、バルトさん減給で遊ぶ金無いって言ってなかったっけ?」
「うん………だけど『美味いコーヒー飲みに行く』って言って行っちゃった………」
「えっ、もしかしてそれって………」
「せいおうきょうかいって場所。………バルトのバカ、私も連れてってくれればいいのに………」
「ああ………まずいなぁ………」
「フェイトお姉ちゃん?」
「ヴィヴィオち
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