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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第22話 ぬらさんの訪問
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ティアナにとって簡単に出来そうな内容の訓練だがそのスフィア1つ1つが固かった。
要するに魔力ランクの低いティアナが高ランクの敵と戦っても、戦闘しながら指示でき、なおかつ撃退出来る様にするための訓練である。

本当ならばもう少し後にやらせるはずだった訓練内容だったのだが、予想以上にティアナのレベルも新人離れしていたのでそうなったのだ。

「じゃあ私は一旦戻るね。ティアナは休憩したらヴィータちゃん達のところへ合流して」
「はい………」

なのははティアナの返事を聞き、そのまま隊舎の中へと入っていった。

「はぁ………」

そんななのはの姿を見届けた後、後ろに倒れ混むティアナ。

「要か………」

なのはの期待は素直に嬉しいが、それ以上にプレッシャーが大きかった。
ティアナ自身自信はあった。スバルもそうだが、訓練生時代から自分を中心に部隊を動かしており、能力的にもトーレやティーダのお陰で決して劣っているとは思っていない。

ただ、その自信はこの前の防衛戦で見事に砕かれた。
周りから見れば称賛に値する活躍だったのだが、ティアナからしてみれば最悪だった。
場所が場所だけに仕方がない部分もあるのだが、ティアナはどうしても納得出来ないでいた。

それが今自分が行っている訓練である。

「もっと自分が周りを見てれば………」

自分の戦闘で手一杯になってしまい。録に周りを見る余裕が無かった。スバルに助けられてやっとである。
そのせいでバルトが飛び出したのをスバルに聞いて初めて気がついた。

「………もっと強くなりたい」

ティアナの呟きは風と共に流れていった………













「ふう………疲れた………」
「誰が休んでいいと言った!!」
「あだ!?」

シグナムに拳骨を落とされ、飲んでいたスポーツドリンクを思わず吹き出してしまうエローシュ。

「全くエローシュ君は………」
「一番動いてないのに何てだらしがないのかしら………」
「まあまあ………」

エローシュのだらしがなさに思わず厳しい言葉が出るキャロとルーテシアをなだめる真白


「はああああ!!」
「踏み込みが甘いよエリオ」

そんな中、エリオはフェイトと共に付きっきりで訓練をしていた。
訓練形式は実戦形式。
実際に戦いながら自分で感覚を掴んでいくといった方法だ。
零治やゼストとしていたときも基本的にこの手法で、エリオは実際に攻撃を受けながら技や効率の良い動きを覚えていった。
その成果の1つが零治が使う空牙絶咬でもある。

「まだまだ!!」
「おっと、速いねエリオ。………だけどまだまだだよ!!」

本来ならこの訓練方法はするつもりはなかったフェイトとシグナム。

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