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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第22話 ぬらさんの訪問
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ないわ。だけど私としてはそれはどうでも良いの。一番は何で戦いわないと決めた筈の兄さんが戦いに出てるのよ、夜美達は一体何をしていたの!?」
「レイも我等もそんなことは決めておらん。いざとなれば大事な者達を守れるようにと力を付けてきた」

加奈の問いに夜美が力強く答えた。

「だったら何で私達に敵対するの!?敵対せずに私達と………」
「無理だよ、俺達の守りたいものは管理局の敵扱いなんだからな」

そう言った零治の言葉で大悟と加奈は零治の思いを感じる事が出来た。

「スカさんの頼みなのね」
「ああ。ドゥーエさんやクアットロの調べで分かった事だ。そしてスカさんは回収したレリックを自分で封印している」
「でも何で今更?別に管理局に預けてても何も無かっただろ?」
「………違うぞ大悟。現にレリックは裏でクレインに横流しされている。それもかなり内密に」
「クレインに?何故?」
「何かの研究に使用しているんだと思うが詳細は不明だ」
「それでスカさんは渡すくらいなら自分で封印って事?」
「まあそう言うことだ。だからこそ協力してる。既に過去に持っていたレリックは封印済みで、管理局にあるレリックもそれほど無いと思うが、それでもクレインに好き勝手させる訳にはいかない」

零治の言葉を聞いてようやくバインドを解いた加奈。

「事情は分かった。だが、一言連絡くれても良かっただろう。色々心配したんだぞ俺も加奈も」
「いやぁ、通信機器は故障して今スカさんに修理してもらってるところなんだ。………それに余計な事を教えて裏目に出たら駄目だろ?情報の漏れ方なんて様々なんだし」
「それはそうだけど………」
「取り敢えず落ち着いて話そう。いい加減結界と解かないと管理外世界でも管理局に気がつかれる。それで困るのは俺達何だけど………」
「食堂はどうだ?この大学の学食は美味いぞ?」
「………分かった」

その後食堂へと移動することになった………













「バルトさん………?」
「そう、奴について話を聞きたい」

食堂へ移動した4人。時間は昼過ぎな為、人が少ない。
聖祥大学は多い学生の為に食堂や購買部が様々とあり、テレビ取材も来たりするほどだ。
その中でも美味しいと評判の食堂にやって来ていた。
大悟と加奈はせっかくなのでガッツリと。零治と夜美は軽食の飲み物だけで済ませている。

「彼はバルトマン・ゲーハルトでは無いのか?」
「………違う」
「私もそう思うわ」

零治の質問に大悟はしばらく間を置いてから、加奈は即答して答えた。

「加奈は随分と即答したな」
「だって全くそう思わないもの。文句を言いながら訓練をこなして、ヴィヴィオちゃんに文句を言われながら付き合って上げて、エローシュと
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