第1章
旧校舎のディアボロス
第7話 オカルト研究部に来ました!
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も」
「「どうも」」
姫島先輩がお茶を出してくれた。俺達は出されたお茶を飲む。
「うまいです」
「おいしいです」
俺と千秋は普通の反応だが、明日夏は…。
「む!?俺が淹れるのよりうまい!」
自分の腕と比べていた。
「あらあら、ありがとうございます」
うふふと姫島先輩は嬉しそうに笑う。
「朱乃、貴女もこちらに座ってちょうだい」
「はい、部長」
姫島先輩もリアス先輩の隣に腰を下ろす。
全員の視線が俺に集まる中、リアス先輩が口を開く。
「イッセー、単刀直入に言うわ。私達は悪魔なの」
そ、それは本当に単刀直入ですね。
「二人は知っていたのか?」
俺は明日夏と千秋に訊く。
「ああ」
「うん」
二人はあっさりと肯定した。
「そして昨夜、貴方を襲ったのは堕天使」
「文字どおり、神に仕える天使が悪い事をして堕ちた存在だ。ついでに悪魔の敵でもある」
リアス先輩と明日夏が堕天使について教えてくれる。
どうやら悪魔と堕天使は冥界って言う場所の覇権を巡って、太古から争っているらしい。ここに悪魔と堕天使を倒しに来る天使を含めた三すくみの争いを大昔から繰り広げているみたいだ。
「信じられないって顔ね?」
「……それはまあ、そうですよ」
いきなり悪魔、堕天使、天使なんて言われても、すぐには信じられる訳がない。
「天野夕麻」
「っ!?」
「彼女は確かに存在していたわ」
「やめてください!彼女のことをオカルトなんかで…」
「……お前は見たはずだ。あの女が翼を生やすのを」
「ッ!?なんで!?覚えてないんじゃ!?」
明日夏の口振りは、明らかに夕麻ちゃんの事を覚えていると言った風体だ。
「……あれは嘘だ……」
「嘘!?まさか、千秋も!?」
千秋はこくりと静かに頷く。
「……あの場には俺もいた。……最もお前が殺された後だが……」
「なぁ!?じゃあ、なんで俺は生きて…」
「落ち着け。今説明される」
「ええ、今説明するわ」
「……分かりました」
俺は先輩の説明を大人しく聞く事にした。
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