第1章
旧校舎のディアボロス
第7話 オカルト研究部に来ました!
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木場の後に続きながら向かった先は校舎の裏手にある旧校舎だった。そのまま俺達は旧校舎に入る。
「ほぉ、よく念入りに掃除されているな」
明日夏が校舎の中を見てそう言う。明日夏は家事が趣味であるため、よくこういった事に対して評価をする事がある。
確かに明日夏の言う通り、旧校舎であるにも関わらず埃一つ無い。
やがて木場の足がとある教室のまえで止まる。そこには『オカルト研究部』と書かれたプレートが戸に掛けられていた。
「部長、連れてきました」
「ええ、入ってちょうだい」
木場が中に確認を取ると、中から先輩の声が聞こえ、俺達は中に入る。
教室の中は何やら不気味さと異質さを最大級にまで感じる物だった。そして、俺はソファーに座っている女の子を見つけた。
ロリ顔、小柄な体、一部の男子に人気の高い一見では小学生にしか見えない我が学園の一年の塔城小猫ちゃんだ!
その小猫ちゃんが黙々とお菓子を食べていた。
こちらに気づいたのか、視線が合う。
「こちら兵藤一誠君と士騎明日夏君と妹さんの士騎千秋さん」
木場が紹介してくれ、ペコリと頭を下げてくる塔城小猫ちゃん。
「あ、どうも」
「「どうも」」
俺達も頭を下げた。
シャー。
なんと、部室の奥にシャワーがあり、女の人がシャワーを浴びている!
「……いやらしい顔」
塔城小猫ちゃんにそう言われてしまう。……いやらしい顔をしてたみたいだ。
ジャー。
シャワーカーテンが開き、そこには制服を着込んだ先輩がいた。
「ごめんなさい。昨夜、イッセーのお家にお泊まりしてシャワーを浴びてなかったから、今汗を流していたの」
「あ、いえ」
ふと、視線が先輩の後方に移る。そこにはもう一人女性がいた。
絶滅危惧種の黒髪のポニーテール、いつも笑顔を絶やさないニコニコスマイル、和風感漂う佇まい、大和撫子を女子高生の身で体現している我が学園のアイドルの一人、姫島朱乃先輩だ!リアス先輩と併せて二大お姉さまと称されている!
「あらあら、はじめまして。私、姫島朱乃と申します。どうぞ以後、お見知りおきを」
「こ、これはどうも。兵藤一誠です。こ、こちらこそ、はじめまして」
「「はじめまして」」
俺は思わず緊張しながら挨拶するが、明日夏と千秋は普通に挨拶をした。
挨拶をし終えたのを確認したリアス先輩が口を開く。
「これで全員揃ったわね。イッセー、明日夏、千秋」
「「「はい」」」
「私達オカルト研究部は貴方達を歓迎するわ」
「え、ああ、はい……」
「「はい」」
「悪魔とその友達としてね」
「っ!?」
どうやら、何かが起こりそうだ。
━○●○━
「粗茶です」
「あっ、どう
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