暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜冥界を司る女神と平和の創り手〜
第4話 久々の戦い
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弾の威力を半減してくれるものだ。

2人のプレイヤーの間を滑り込むように通り、両手のパイソンでそのプレイヤー達の心臓、

額を打ち抜きもう2人倒す。

残り6人

MP5とナイツSR−16を撃ち続ける連中の間を華麗に動き通り抜ける。

そして、俺の手の中には5本のピン。

このGGOでは爆発物系はブラズマ・グレネードと普通の手榴弾に分かれる。

このメンバーは全員が手榴弾なので通り抜け際に全員の手榴弾から1本ずつ

ピンを抜いた。

そして、もの凄い爆発音と強烈な光が周りを支配した。

リーダーと思しき男は恐怖で座り込んでいる。

そんな中、俺は煙の中からゆっくりと現れる。

「ヒッ!」

恐怖に後ろに下がろうとするが背後が壁なので下がれない。

「覚悟はいい?」

男の額にパイソンを突きつけ撃鉄を下ろす。

カチッという音がし、後は引き金を引くだけで終わる。

「ま、待ってくれ、俺が悪かった!頼む!

もうあんたのことを狙ったりしないから、助けてくれ!」

持っているMP5とレッグホルスターのベレッタを地面に置き、

土下座をして許しを請う男に俺はパイソンの撃鉄を戻しホルスターに仕舞い

背を向ける。

「ヘッ、甘いんだよ!《漆黒の流星》!」

男は腰のベルトに差していたコンバットナイフを抜き振り下ろす。

が、振り下ろす直前で動きを止める。

男の胸の中央に穴が開いており、そこから棒状の淡い青色の光が貫いていた。

この銃の世界では非常に珍しい武器のフォトンソードだ。

見た目は某SF映画に出てくる騎士が持っている剣にそっくりな奴だが、超近接武器の為

誰も使用はしない。

俺の持っているフォトンソードは持ち手の下に接続部があり、そこに

同じような接続部がついたフォトンソードを?げツインフォトンソードになる。

もっともこれはNPCのショップでは売っていないモンスタードロップで

戦闘には使えなくともコアなファンには10万クレジット払っても欲しいらしい。

正式名はツインフォトンソードだが接続部を離したときにはフォトンソードになる。

初めから、男の後ろにコンバットナイフがあるのに気づいていたが、あえて力の差を教えて

やろうとわざと見逃すフリをした。

案の定後ろからナイフで斬りかかってきたが、袖に普段は連結を解いている

フォトンソードで後ろを見ずに心臓を貫いた。

まだ息がある。

「分かったかな?これが私と君たちの差だよ」

そう言ってホルスターのパイソンを抜き額に押し付け撃ち抜く。

「ふぅ、よし。それじゃあ奥に居るクリーチャーを倒すとしますか」

パイソンとフォトンソ
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