暁 〜小説投稿サイト〜
なのは一途のはずがどうしてこうなった?
第二十二章 和解と擬態
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
巻いてるし。

「レジアス中将は古くからの武闘派だからな。あの左手も、情けない発言をした部下を叱咤した際に負傷したらしい」
「そりゃ初耳だ」

シグナムが言うのだからたぶん情報源は、噂だろうが。



久々の休暇。
新人達四人はそれぞれの休暇を楽しむようだ。
ティアナとスバルはバイクでドライブ。
キャロとエリオはデート。
俺となのは達は、午前中は書類整理だけで、午後からは待機と言う名の休みだ。
問題として、シャーリーが何故か俺に文句を言ってきたのだが、しるか。だ

「ミウラ……。あの二人のデートプランにセックスは無いんですかとか言ってきたんだけどアンタのせいでしょ? いえ、アンタの私に対する嫌がらせね?! 濁しておいたけど、どういうことよ!」
「知るか。保護責任者はフェイトだ。教材は渡したはずだが……」

性の教科書は渡した。
動画と本だ。
ユーノの鑑定済みで一応、あの二人の年齢にあった正しい性知識を与えてくれる逸品のはずなのだ。

「と、に、か、く。きちんとしなさいよ! あとデバイスをいい加減持ちなさい!」

殆ど八つ当たりだな。

「善処する」
「する気無い癖に……! エロ魔導師!」
「うるせーよ。メカヲタメガネ」
「ミウラだって機械好きの癖に。ローテクの機械好きってどういう事ですか?! 聞きましたよ! なのはさん達の世界での事!」
「ロマンがあるだろーが! 最新技術ってのは過去の技術の積み重なりがあってこそのもんだぞ!」
「私達、やっぱりわかりあえませんね!」

ブツッと通信を切断された。
休暇の前に何してんだか。



「会合に遅れる」

レジアス・ゲイズを筆頭に、同士達が集まる。
ミッドチルダ防衛軍本部防衛兵器改革派。
畏まった名前だが、その内容は、

「レジアス中将の到着だ!」
「ここでは、階級名は必要無いと言っている!」

仲の良い集まりである。
遅刻ギリギリで間に合ったレジアス・ゲイズは、いつもの通りに宣誓する。

「皆さん。幼女は?」
「触れず、見守り、尊ぶもの!」
「皆さん。幼児は?」
「我等、未来の宝!」
「皆さん。女性とは?」
「清く正しく美しく!」
「皆さん。漢《おとこ》とは?」
「女に追われる事! 追いかけるなど漢《おとこ》じゃない!」
「皆さん。防衛に必要な事は?」
「傷ついても代えのきく機械が一番!」
「よろしい。会合を開始する。今回の議題は、ハーレム系主人公について、だ!」

男性局員率100%の会合であった。



偽名と擬態。
愛すべき物を守るための手段。
配点:(防衛)



[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ