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久遠の神話
第四十三話 病院にてその十
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ええ、重いものがあったのね」
「そうだね。中田さんは自分の為に戦っていなかった」
「むしろ戦いは嫌いだったのね」
「そのことは前から感じてたよ」
 何となくだが上城も実感として感じていた。
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