暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0235話
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
世界とレモンの世界の技術レベルがどれだけの差があるのか思い知らされたわ」

 マリューもまた、上機嫌でワインを口へと運びながら会話へと混ざる。

「でも、あの機体は元々オウカ用に造られてたものなのよ。そのうち、コーネリアの専用機を造ってみるのも面白いかもしれないわね」
「オウカ?」

 初めて聞く名前だったのか、コーネリアがそう聞き返す。

「ええ、オウカ・ナギサ。私達の世界でも一流と言ってもいいパイロットよ。……もっとも、自分の家族の下へと行ってしまったから私達と一緒には来れなかったけど」
「……もしかして、その女も?」

 何故かこちらへとチラリと視線を向けながらレモンへと尋ねるコーネリア。
 そんなコーネリアの様子に苦笑を浮かべながらも頷くレモン。

「オウカなら今頃、アラドやゼオラ達と幸せに暮らしてると思うぞ」
「そう、ね。確かに家族と一緒に暮らしてはいるでしょう。まぁ、初恋は実らないものと相場が決まってるしね」
「初恋? オウカのか?」
「ええ、絶対に叶う事のない相手に想いを寄せてるのよ」

 レモンのその言葉に、オウカの事を思い出す。顔は間違い無く美人で、体つきもトレーニングを欠かしていないだけあって引き締まっていながらも女らしい柔らかさを持っている。性格もお淑やかでこちらも文句無し。スクールの長姉として責任感もあり、当然のように頭もいい。間違い無く最高クラスの優良物件と言ってもいいだろう。

「オウカ程の女なら余程の事が無い限りは意中の相手を射止められるだろうに。相手の男も見る目がないな」
「……そうね」

 俺の言葉に何故か苦笑を浮かべるレモン。
 そんな感じで、この日の夜は過ぎていった。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ