機動戦士ガンダムSEED
0235話
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レモンがにこやかに微笑み、コーネリアは挑発的な笑みを口元に浮かべる。そしてマリューはそんな2人の様子を苦笑を浮かべながら眺めている。それこそ、この3人と共に暮らすようになってからまだ2ヶ月しか経っていないというのは信じられないくらいに俺達の息は合っていた。
そんな会話をしているうちにエレベーターは地下に着き、ドアが開かれて……開かれて……開かれて?
「……え?」
目の前にある光景に思わず言葉が漏れる。
そこにあったのは何故か大量のストライクダガー。ざっと30機程度だろうか。もちろんこの機体は連合軍が採用しているもので、M1アストレイを開発したオーブでは使われていない。それが何故こんなに置いてある? しかも整然と並んでいるのならともかく、雑然とまるで積み重ねられているかのように。まるで、子供が飽きた玩具を片付けろと母親に言われて、しょうがないので取りあえず纏めてみましたといった感じだ。
俺と共にエレカに乗っている他の3人へと視線を向けると、レモンは苦笑を。コーネリアは溜息を。マリューは唖然としていた。
「全員無事で何よりです」
そんな俺達へと近づいてきたのはエキドナと数人の量産型Wだった。エキドナの表情に余り変化は見られないが、それでも俺達が怪我も無く戻ってきて嬉しいのか雰囲気が幾分か柔らかい気がする。
「ああ、そちらも無事なようで何よりだ……と言いたい所なんだが、これは?」
俺の質問にバツの悪そうな顔をしながら目を逸らすエキドナ。こいつはもしかして……
「その……アクセル隊長達が宇宙へと向かった後に連合軍が攻めてきたのですが、その時に技術班から出来ればこの世界の機体を確保して欲しいと言われて」
やっぱり技術班か。うちの技術班は技術力は高いし、アースクレイドルのアギラのように外道でもない。だが、知的好奇心がちょっと高すぎるのだ。それも自分達の好奇心が満足したら途端に興味を無くす者も多く、その結果がこの無造作に積み上げられたストライクダガーの山なのだろう。
「……レモン」
「ええ、後できちんとお話をしておくわ。じっくり、たっぷり、ねっとりとね」
得体の知れないプレッシャーを発しながらレモンが口元に笑みを浮かべるが、目が笑っていないのが怖すぎる。
「で、この機体はどうするんだ? このままここに放り出しておく訳にもいかないだろう?」
そんなレモンの横でコーネリアが呟く。確かにこのままここに積んでおく訳にもいかないし、どうしたものやら。シャドウミラーで使うにしても、メギロートよりも性能の低い機体をわざわざ使うというのもなぁ。
「ま、取りあえず……」
溜息を吐きながら、ストライクダガーへと触りながら空間倉庫へと格納していく。……そのうち、空間倉庫
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