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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第1章
旧校舎のディアボロス
第6話 異能を知ります!
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本語があったのか!
 感動してる俺に先輩が言う。

「お腹、平気?」
「え?」
「昨日、刺されていたから」
「ッ!?」

 あれは夢じゃないのか!?

「昨日の出来事は夢じゃないわ」
「き、傷を負ったはずなのに……」
「私が治したわ。致命傷だったけど、意外なほど貴方の体は頑丈だったから、私の力でも一夜掛けて治療できたの。私とあなたが同じ眷属だからこそできる芸当よ」

 俺は訳がわからなくなっていた。

「そんな不思議そうな顔をしないの。貴方が思っているよりも、この世界には不思議が多いのよ 。私はリアス・グレモリー。悪魔よ」
「え?」
「そして、貴方のご主人様。よろしくね、兵藤一誠君。イッセーって呼んでも良いかしら?」

 その後、グレモリー先輩は説明を要求する母さんと父さんを悪魔の力とやらで納得させてしまった。


ー○●○ー


「……何が大丈夫なの?」
「………」

 俺は通学路で千秋にそう何度も聞かれていた。……もう軽く二桁は越えている……。

「…… ねぇ、明日夏兄、何が大丈夫なの?」
「………」

 何故こうなったかと言うと、イッセーの家からイッセーと一緒にグレモリー先輩が出てきたからだ。後はその事にショックを受けた千秋が少し暴走しているいると言う訳である。とりあえず、用事があると言って、イッセー達よりも先に通学路を歩いていた。

「……ねぇ、明日夏兄、何が大丈夫なの?」
「……勘弁してくれ……」

 俺は耳にタコができるんじゃないかと思いながら学校に向かう。


ー○●○ー


 俺は今、リアス・グレモリー先輩と通学路を歩いている。
 明日夏と千秋は用事があるからと先に行った。
 それにしても……周りの視線が凄い。俺の隣に先輩がいるせいだ。

「後で使いを出すわ。放課後にまた会いましょう」

 玄関で先輩にそう言われた後、俺と先輩はそこで別れた。


ー○●○ー


 放課後、俺は教室にいると……。

「や、どうも」
「……なんの用だよ?」

 俺に話し掛けてきたのは木場祐斗、この学校一のイケメン王子だ。要するにモテない俺達男子の敵だ。ちなみに明日夏もそこそこモテる。

「リアス・グレモリー先輩の使いで来たんだ」
「ッ!?」
「僕に付いて来てきてほしい」
「……分かった」
「それから、士騎明日夏君も来てほしい。後、妹さんも呼んでほしい」
「ああ」

 なんで明日夏と千秋も?
 俺は明日夏と千秋が呼ばれたことに疑問を抱く。
 千秋は明日夏にケータイで呼ばれてすぐに来た。

「なんで、二人も連れて行くんだよ」

 俺は二人が来る理由を木場に聞く。

「二人も君同様呼ばれているんだよ」

 木
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