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ジークフリート
第一幕その十一
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いる」
「忌々しい奴だ」
 ミーメは話を聞いていて舌打ちせずにはいられなかった。
「やはり全て見抜いているのか、こいつは」
「その為にだ」
 さすらい人はミーメの舌打ちをよそにまた言うのだった。
「ジークフリートはどの剣を持たなければならないのか」
「ノートゥングだ」
 それだと返すミーメだった。
「誰もが手に入れたいと望むものだ」
「そのノートゥングをだな」
「そうだ、その剣をだ」
 はっきりと答えはしたが顔は忌々しげなものであった。

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