暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第6章 無限時計編
父の遺品と謎の歯車
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遺品が浮いていた。何か文字を浮かべて。

「ん・・・?」

すると、俺が持っていた歯車に異変が現れた。

「何だそれ?」

「ちょっと調べてみたい物です・・・!?」

突如、この歯車から何か文字が浮かんできた。
短いが・・・今目の前にある遺品と同じ様な文字があった。光っている色は赤だが・・・。

「これは・・・!!」

そして次の瞬間だった・・・!!!




































ズドォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!































「「ぐわぁ!!」」

「わぁ!!」

「「ぬぅ!!」」

「「「「きゃあ!!」」」」


「がぁ・・・!!!」


ドーーーーーーーーーーーーーーーーン!!バン!


「ぐあぁ!!」

俺は飛ばされた。いや、正確には歯車が飛ばされて、俺も一緒に飛ばされた様な感じだ。
飛ばしたのはあの遺品だった。

「痛ってて・・・!!」

近くの木や岩にぶつかって、止まった様だ・・・。



















「何だったんだ・・・!?」

「お兄ちゃんは!!?」

「うぅ・・・。」

俺は怪我をしたか所を押え、ギルドに戻ってきた。

「大丈夫!!?」

「・・・結構効きました・・・。」

「治療するね!!」

ウェンディが俺に治癒を掛けてくれた。

「一体あれは何だったのだ・・・!?」

「さぁ、どうもあの遺品は俺が持って来た歯車に反応した様です・・・。
 今は別の場所においてきました。また同じ様にされては困りますから・・・。」

「そうか。ルーシィ。」

エルザさんがルーシィさんの方を向いた。

「マスターのいう通り、やはりその遺品には関わらん方がいい。」

「そんな・・・!!」

ルーシィさんはショックを受ける。

「じゃがぁ、1つわかる事がある。」

そう言ってきたのはマスターだった。

「どうも、この遺品とコージが持ってきた歯車、何か関係があるかもしれん。
 じゃが、先程の様な事があっては危険じゃ。」

「・・・・・・。」

マスターの言葉に何も言えなかったルーシィさん。

「(でも、お父さん・・・この謎、絶対に解いてみせるから!!!)」

ルーシィは心の中でそう思った。
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