第6章 無限時計編
父の遺品と謎の歯車
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
こうとし、
握っていたケースの取っ手を外してしまった。
当然・・・
ドーン!!
「あだぁ!!!」
ですよねぇ・・・。しかも足の親指に・・・小指よりかはましだったと思いますが・・・
「あ、あたし、どうしても、ルーシィ姉さんに渡したくって、ずうっと探してたのぉ!!」
ミッシャルさんは痛みをこらえながら、そう言った。
「泣かすなよ!!それでも漢かぁ!!!」
「あたし女の子!!」
エルフマンさんの言葉にツッコミを入れるルーシィさん。
「うわぁ・・・。」
「重いですよこれ・・・!」
キナナさんとウェンディがミッシェルさんが落としたケースを持ち上げて、そう言う。
というか2人で持っても重いって、ミッシェルさんって、意外と力持ち・・・?
「いや、まぁいいや・・・俺が持つよ。」
俺がかわりにケースを持った。
「ありがとう。」
「ごめんねお兄ちゃん。」
「いいよ別に。」
「なんだぁあいつ・・・。」
「ルーシィの親戚ってのも信憑性があるね。あのドタバタ感が・・・。」
「プ、プゥ。」
「で、これは何なの?」
俺は近くのテーブルに、ケースを置いた。
ルーシィさんはケースの事が気になり、ミッシャルさんに訪ねた。
「姉さんのお父様、ジュード・ハートフィリアの遺品。」
「・・・!!」
つまりルーシィさんの父さんの物ですね・・・。
「私、ジュード叔父さんの仕事を少しの間お手伝いしていて、
それで、ご連中の間に立ち会う事ができて・・・
その時、あなたにコレを渡すよう頼まれたの。」
「お父さんが・・・最期の時に・・・」
「行方不明だったあなたをずっと心配してたけど、
きっとどこかで生きているから、きっと帰って来るから、見つけ出して渡して欲しいって、
眠るような穏やかな最期だった。その日から今日まで、ずっとあなたを探していたの。」
ミッシャルさんはそう言う。俺達は黙ってそれを聞いていた。
「うああああ〜!!!」
エルフマンさん、泣くのはいいですが、もう少し静かにしててください。
「やっと会えた・・・!これで、ジュード叔父さんとの約束も果たせる!」
「・・・・・・・・・。」
ルーシィさんは黙って、机に置いてあるケースを見つめた。
「何が入っているの・・・?」
ルーシィさんはミッシェルさんに訪ねた。
「わからないわ。私はただ、このケースを渡すように言われただけだったから・・・。」
どうやらミッシェルさんは知らない様ですね・・・。
「お父さん・・・。」
「開けてみろよ。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ