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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『高町家』
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ー砕ー
恭也の二本の木刀内の一本が真ん中から真っ二つに粉砕される。
「くっ!」
得物を片方壊されつつも恭也はすぐさまに距離を空け木刀を構え直す。
「これは!」
士郎は折れた木刀の刃先を拾い壊れた部分に驚愕する。
「木刀を粉砕しただと?」
木刀の折れた部分は凄まじい衝撃を受けたせいか攻撃を受けた場所が文字通り砕かれていた。
「あの小さな身体でこれほどの力をもつとは……」
「次はコチラの番だ!」
ー投ー
恭也は折れた木刀を零に向かって投げつける。
「せやっ!」
零は反射的に飛んでくる木刀を叩き落とすが、
「御神流 虎切!」
いつの間にか抜刀術の構えをとっていた恭也が技を放つ。
零は咄嗟に二本の木刀でガードするが、
ー折ー
二本の内の一本がへし折れ刃の部分が道場の床に転がる。
「あちゃー やっぱさっきの剛・魔神剣で耐久性が落ちてたか〜」
剛・魔神剣を放ったせいで耐久性が落ちてたとはいえある程度気で強化していた木刀をへし折るとは、
さすがは御神の剣士といったところか。
「…………」
二人の攻防を険しい眼差しでじっと見続ける士郎。
「ふぇ〜 もう何がなんなのかわからないの〜」
困惑した表情で言うなのは。
「くっ!……腹立たしいがやはり強い……」
まるで苦虫を噛み潰したかのような顔忌々しげに呟く恭也。
「お褒めにあずかり光栄ですね」
そんな事知った事かとばかりに受け流す零。
「だがここからは俺も出し惜しみはしない!」
恭也の目付きが鋭いものに変わり身体から発するオーラも強いものとなる。
「小太刀二刀御神流 裏・奥技之参『射抜』!」
ー突ー
放たれる変幻自在かつ超高速の突きの連撃。
それを零は、
「『閃光烈破』!」
ー撃突ー
文字通り閃光と化す突きの連撃をもって相殺させる。
「なにっ!?」
お互いの超高速の突きの連撃が撃突し合いお互いの木刀に罅が入る。
「『虎切』!」
抜刀術で攻める恭也だが、
「『幻狼斬』!」
恭也の木刀が振り抜かれるよりも疾くに零の突きが恭也に命中すると同時に背後へと回り込み切り払う。
それを反射的に木刀で防いだ恭也だが、
ー砕ー
「ぐぁっ!?」
木刀は耐えきれずに砕ける。
「くぅっ!」
零はその隙を逃す事無く、
ー閃ー
「閃け! 鮮烈なる刃!」
眼にも止まらない速さで恭也を一閃し、
ー斬撃ー
「無限の闇を鋭く切り裂き!」
もはや常人の眼ではその姿を追う事のできない神速の速さで上下左右の高速連撃を恭也に叩き込み、
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