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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『高町家』
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てか事故とはいえアレってこの世界の俺ではファーストなんですけど。

まぁ それはお互い様か……、

「まぁ 私も恭也を倒した実力を見たいから戦ってくれないか?」


顔は笑顔だがよく見ると眼は俺を見極めようとしているのを見てとれた。

「わかりました」

俺は恭也さんとの戦いを承諾する。

「武具は好きな物を使ってくれて構わないよ」

士郎は道場の荷物置き場からいくつかの武具を取りだし零の前に並べる。

「なら俺はこの二本の木刀と具足を使わせてもらいますね」

並べられた武具から同じ長さの木刀と具足を選び装備する。

「ほぅ 二刀流を使えるのかい?」

「えぇ それなりに」

士郎さんの問いに俺は多少誤魔化しながら答える。

「では手合わせ願います」

「今回は勝たせてもらう!」

二人はお互いに得物を構え……

「始め!」

士郎さんの合図と同時に仕掛ける!

「はぁっ!」

「でゃあぁぁ!」

ー激突ー

二人の武器がぶつかり合いとてもではないが木製の武器同士が放つ音とは思えない音が道場に響く。

「やるな!」

「それはどうも!」

怒っているせいか振るわれる剣の力は強いがその反面剣筋は荒い。

俺は恭也さんの気迫に若干圧されつつも攻撃を弾くと同時に後方に向かって瞬時に飛び退き距離を空け、

「魔神剣!」

アッパースイングのような動きで地面を鋭く切り上げる事により地を這う斬撃を放つ。

「なっ!?」

恭也は突然の事に驚愕しつつも斬撃をかわす。

「斬撃を飛ばしただと?」

零の放った技に対して驚きつつも冷静に技を分析している士郎。

「今度はコチラからだ! 喰らえ! 虎乱!」

恭也は離れていた零との距離を一気に詰め高速の連撃を放つ。

「さすがに速いな!」

放たれる高速の連撃を捌きつつも再び恭也から距離をとる零。


「信じられないな……まだまだ甘いところがあるとはいえあの恭也の技を苦もなく防ぐとは……」

士郎は信じられないと呟きつつもその鋭い眼光を二人に向ける。

「よくわからないけど二人とも凄いの!」

なのはは二人の攻防を凄いと言いながらしっかりと見続ける。

「魔神剣・双牙!」

先程放った地を這う斬撃を2発飛ばし、

「くっ! 2発だと!?」

恭也は一発目を避け時間差で襲い掛かる二発目の斬撃は掬い上げるかのような斬撃で相殺して防ぐが、

「喰らえ! 剛・魔神剣!」

恭也が技を防いだ僅かな時間を利用し縮地を用いて距離を詰め木刀を降り下ろす。

「くぅっ!」

恭也は剣が降り下ろされる前に鍛えられた反射神経と身体がガードの体制を取るが、
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