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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『高町家』
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をして遊ぶんだい?」

なのはに手を引かれ部屋に入った零は尋ねる。

「なのは おままごとがしたいの!」

元気よく自分がしたい事を言うなのは。

「別にいいけど俺はなんの役をやるんだ?」

自分がなんの役をやるのかをなのはに零は問う。

「なのはがお母さんをするからお兄ちゃんはお父さんをしてほしいの!」

「いいよ」

俺は与えられた役を承諾する。

「それじゃあ道具をだすの」

なのはは棚に仕舞われたままごとの道具を引っ張り出そうと手に力を込めるが、

「キャッ!?」

勢いあまって足を滑らし転ける。

「あぶない!」

なのはが転ける前に俺が後ろへと回り込み庇うが、

「うわっ!?」

運悪く落ちていたおもちゃのコップを踏んでしまい足を滑らせなのはの下敷きになる形で床へ倒れる。

ー柔ー

その際に零は口に何か柔らかな感触を感じる。

それは……、

「ん? (何か柔らかい感触が……)んん!?」

なんと目の前にいるなのはの柔らかな唇が零の唇と合わさっていたのだ!

ー開ー

そして突如開かれた扉から現れたのは……、

「なのは入るz……」

恭也さんでした……。

って! 今のこの状況マズイよね!? 事故とはいえこれヤバいよね!?

俺が頭の中で絶叫していると恭也さんは、

「どうやら……今日の俺は阿修羅すら凌駕する存在のようだ!」

全身から怒気をみなぎらせてどこぞのハムの人のセリフを吐いていました……

「ちょっ! こ これは事故でs」

事故だと説明をしようとするが、

「モンドウムヨウ」

物凄い重低音(ダークボイス)かつ片言で問答無用と遮る。

「ちょっ! な、なのは!」

俺はなのはに説明と弁解を頼もうとするが、

「うにゃ〜」

茹で蛸のように顔を真っ赤にしながらオーバーヒートしていました。

「ダメだこりゃ……」

「サァ 逝クゾ……」

俺はそのまま首根っこを掴まれ引きずられながら連行される、

気分はまさに売られていく子牛さ。

「うにゃ〜」

何故かなのはも一緒に。

そして……、

俺たちは道場に連行されて、

「という訳でして……」

一応士郎さんに事のあらましを説明する。

「う〜ん 事故ならしょうがないな」

のほほんとした雰囲気で笑う士郎さんに、

「父さん!」

声を荒げる恭也さん。

あれ? 怒んないの? 正直士郎さんのお怒りを受けるのも覚悟はしてたんだけど?

「ちなみになのはの唇はどうだったんだい?」

若干ニヤニヤとした表情を見せながら聞いてくる士郎さん。

「すごく……柔らかかったです……」
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