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カンピオーネ!俺を女扱いした奴はたとえ神でも殺す!
第1部 神々と魔王の闘争円舞曲(ワルツ)
第1章
祖父呼ばれて海外へ
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「・・・・・考えておく、と言うか俺達の会話周りに聞かれても大丈夫なのか?」
普通に会話していたけど周りには俺達以外の乗客がいるのにこんなふうに喋ってよかったのか。
「大丈夫よ、そこは簡単な術で誤魔化してあるから周りには私達の会話は婚約者同士の会話にしか聞こえないから」
「ちょっと待て!婚約者てなんだ!?何でそうなる!!?」
「真央、ここは機内よ大声は周りの人の迷惑よ」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜この魔女が」
「あら、褒め言葉として受けとらして貰うわ。うふふ、あと私は騎士でもあるのよ」
だめだ、こいつとは口じゃどうやっても勝てない。くそっ、おれはふて寝することにした。
あらあら、少々からかいすぎたかしら。私は隣で寝始めた王を見た。こんな可愛い顔して男なんて反則だ、女としてのプライドが傷つく。
私は彼の権能に付いて考えた。
災いの子供達
(
カストロフチルドレン
)
ロンドンはグリニッジに本拠を置く、魔術・オカルトの研究機関。
賢人議会
(
けんじんぎかい
)
が名付けた彼の権能。
災いの子供達
(
カストロフチルドレン
)
。この権能は3の力で成り立つ物だ。魔狼、世界蛇、女神これらの力を戦況に用いて使える。特に魔狼の力は神に対して絶大な力を発揮するまさに切り札と言うべき物だ。しかし、この権能を
本人
(
マオ
)
自体が使いたがらないのだ。権能を使っている際の副作用が原因だ。真央は拒絶するけどこの権能を使わずしてまつろわむ神に挑むのは無謀だ。
彼は妙なとこで意固地になるんだから困ったものね。私は再び彼を見た。幸せそうな寝顔をしている。
私が色々考えているというのに暢気なものね。私は彼の頬を指でつついた。・・・・・惚れた弱みね////貴方がなんと思おうが私は貴方のために尽くすわ真央。
それから数十時間後飛行機は目的地フィンランドに到着した。
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