第5話
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ぁぁぁぁ!」
しばらくすると、遥か後方から兄さんの叫び声が聞こえた。
結局、僕たちが目的地に着いてから、数分後に兄さんはやってきた。死にそうになっていたのは言うまでもない。
■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■
僕の目の前にある木造の建物は、グレモリー家の所有物らしい。
普段は魔力で隠蔽されていて、人前には表れない仕組みになっているようだ。
兄さんはリビングで床に倒れこんでいる。女性陣は着替えるために二階に上がっていった。
「僕も着替えてくるね」
「それじゃあ、僕も」
祐斗は青いジャージを持って浴室へ、僕は黒いジャージを持ってトイレで着替えることにした。
「「覗かないでね」」
声が揃ったので、祐斗を見ると、祐斗もこちらを見ていた。
「マジで殴るぞ、この野郎どもがっ!」
疲れている兄さんが、睨んできた。
「そんなこと言ったって、兄さん前に僕の裸見て、鼻――――」
「すみません! お願いですから言わないでください!」
「わかったよ」
見事なDO☆GE☆ZAだったので、黙ってやることにした。祐斗が首をかしげているが、気にしない。
僕はトイレに向かった。
=数分後=
着替え終わって、トイレから出ると女性陣、並びに祐斗はすでに着替え終わっているようだ。あとは兄さんを待つのみらしい。
「ナギ、さっき言いかけていたのは何だったんだい?」
祐斗が話しかけてくる。
「うーん・・・・・どうしようかな? 教えてもいいって言えばいいけど」
「何の話?」
リアス先輩が話に混じってきた。
「いえ、さっきナギが何か言おうとしたらイッセーくんが土下座したんですよ。それで何を言おうとしたか気になって」
祐斗がリアス先輩に説明する。
「・・・・・・・・私も聞きたいです」
「あらあら、私も興味がありますわ」
「あ、あの、私も聞きたいです」
すると、全員が話に混ざってきた。みんな、興味があるらしい。
「イッセーが土下座ね・・・・・・・・。ナギ、なにを言おうとしたの?」
「・・・・・・・・気になります」
アーシアさんはこくこくとうなずいている。朱乃先輩も笑みを浮かべながら、僕を見ていた。
「あー・・・・・・・・みんなが知りたいんなら仕方ないですね」
僕は観念して話すことにした。
「兄さんがまだ悪魔になる前・・・・・と言っても、二カ月くらい前ですか? その位だったと思います」
みんなが聞き入っている。なんか変な感じがするな・・・・・・・。
「僕がお風呂から上がって、体を拭いていた
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