第4話
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?」
押したり引いたりしてみるが、一向に扉動く気配がない。まさか、スライドか? と思って、横に移動させようとして見るが動く気配はない。
「開け、ゴマ!」
・・・・・・返ってくるのは、沈黙だけだった。慌てて回りを確認する。もし見られていたら、恥ずかしくて悶え死んでしまうだろう。・・・・・・幸い、誰もいないようだ。
その後も、様々な方法で開かないか試してみたが一向に開く気配はない。次第に苛立ちが募ってきた。
「いくらなんでも、遅いからって締め出すことないんじゃないかな? かな?」
これは主犯格にはO☆HA☆NA☆SHIが必要だな。
そう思い、右手に魔力を集め始める。
「セイッ!」
右手に集めた魔力を放って、扉を吹き飛ばす。扉は無残な形になって吹き飛んでいった。
さあ、O☆HA☆NA☆SHIを始めよう。
「ちょっとさぁ! いくらなんでも遅いからって締め出すことないでしょ! 扉吹き飛ばしたけど僕謝らないからね! それと主犯格! O☆HA☆NA☆SHIをしようか?」
僕はそう言いながら部室に踏み込む。すると、見慣れない人が沢山いた。
「あれ? お客さんですか?」
僕が首をかしげながら、部員たちに聞く。
「き、貴様! ライザー様になんてことをする!!」
すると、お客さんらしき人の一人が僕に攻撃を仕掛けてきた。
「おっと! 危ないじゃないか!」
相手の武器は長い棒――――いや棍か。それを僕に向かって横薙ぎに振るってくる。僕はバックステップでそれを避けた。狭い室内でよく振るな・・・・・・・。
「ハァッ!」
今度は顔に向かっての突き。だが、祐斗に比べるとはるかに遅い攻撃なので、首を右に倒すことで躱した。そのままの状態で棍を左手で掴み、体を半身にしてこちらに思いきり引き寄せる。突きの勢いもあって、容易に引くことができた。
「キャアッ!」
当然、持ち手の少女は僕に引っ張られたことで、こちらに向かってくる。
僕は向かってくる少女に、右肘で鳩尾にカウンターを叩き込んだ。
「ガハッ!」
向かってくる勢いもあって、僕の肘は少女の鳩尾に深く突き刺さった。そして、少女は仲間らしき人のところに吹き飛んでいく。おそらく気絶しているだろう。我ながら、かなりうまく決まった。
「ハッ! さっきのは訂正するぜ、リアス。なかなか、骨のあるやつもいるじゃないか。これは少し楽しみになったぞって・・・・・・・おいおい、そいつ人間かよ? まあいい、ミラ、無事か?」
「気絶しています」
お客さん(仮)の一人が答えた。
「・・・・・・・・ほう。相当やるようだなぁ、人間。しかし、お前女か? いや、その制服は男物か・・・
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