第三幕その十
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れ、そしてブリュンヒルテを覆え」
槍を巡らせながらこう告げていく。
「御前が大事に思っていたブリュンヒルテを気高き英雄に与え祝福する為に」
炎が完全にブリュンヒルテを包み込みヴォータンの前からも消えた。彼は見えなくなった娘をまだ見つつローゲの紅蓮の光をその身に受けながら。最後に言った。
「我が槍の穂先を恐れる者、この炎を越えることなかれ!」
この言葉を述べると炎に背を向けた。そうしてそのまま去るのだった。
ワルキューレ 完
2009・9・2
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