第11話
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から発せられているような気がするが、今はそんなもの関係ない。
「ちょ、先生ちょっとまっt「ちょっと待ってください!!! おかしいですよ!!」……」
おぉ、風音!! そうだ言ってやってくれ!!
「友永さん? どうしました?」
山田先生が聞き返す。 頼むぞ風音。 ここでビシッと言ってやってくれ!!
「織と斑が入っているので、一つながりじゃないです!!!」ビシッ
「そっちかい!!!!!!」ズビシィ!
思わず突っ込んでしまった。
「年と組も入ってます!!!」ビビシィ!!
「そっちもどうでもええわい!!」ズビビシィ!!
さらに突っ込んでしまった。 って、そうじゃないだろ!!
「じゃあ、出席番号も一番じゃないです!!!」
「それも違う!!!! いや、男子の出席番号なら一番だ!!」
「むぅ、それもそうか。 でも全体の出席番号は一番じゃないじゃん。 なら、一つながりにならないじゃん」
「別にそんなことはいいんだよ!! ココはなんで俺がクラス代表になったかってことを聞くべきだろう!?」
「あ、確かにそうかも。 でも一つながりじゃない方が重要だよ!! このクラスには小中高すべてどのクラスになっても不動の出席番号一番 『阿 愛』さんがいるのに!!」
「『阿』さんのことも重要かもしれないけど、今はこっちだろう!? 俺はオルコットに負けたんだぞ
」
そうだ。 不本意ではあるが、俺はオルコットに負けている。 なのに俺がクラス代表になったらまた突っかかってくるじゃないか。
俺がそう思っていたら、オルコットが立ち上がってこう告げた。
「それなら心配ございませんわ。 私が辞退いたしましたので。 そして、わたくしのことはセシリアでかまいませんわ」
「へ!? なんで?」
周りで他の女子たちが、「流石!!! わかってる〜」なんて言ってるけどまじでなんでだ?
「そうですわね。 なぜ辞退したかというのは話せば長くなりますが、いいでしょうお教えしましょう。 わたk「セシリンが一夏に惚れっちゃったってことでいいんじゃない?」……な、な、な、何をおっしゃいますの!!!!」
そうだぞ、風音。 オルコット、いやセシリアでいいか……。 セシリアの好みのタイプは英国紳士だ。 なんとなくリチャードとかいう名前が似合いそうなやつだ。 きっと、背の高い、金髪イケメンと見たね。 リチャードじゃないとするとアルバートかセバスチャンだ。 これは高確率で当たってる気がする!!」
「はぁ……。 途中から声に出てるけど気づいてるのかな? ……セシリン頑張ってね」
「……。 ……セバスチャンはうちの執事の名前ですわ。 風音さん。 ありがとうございます。 私がんばりますわ」
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