暁 〜小説投稿サイト〜
【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第五幕 「一週間」
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して、後で一夏が勉強を教えてくれと泣きついてくるであろうことを考えて、余計にブルーな気分になるのであった。(事実、その日のうちに泣きついてきました☆)
〜2組の教室〜
「・・・ってな感じのジレンマに晒されてんだろうな、今頃」
「手伝いに行かなくていいの、ジョウ?」
「アイツが珍しく自分から買いに行った喧嘩だ。余程の事がねえ限り口も手も出す気はないよ」
「ふふっ、弟思いだね」
「自慢の弟だ。・・・・・・・・・怪我させたら相手をブッコロスがな(ボソッ」
「え?何?」
「何でもない」
「何だよ気になるな〜」
「ジョウ君にシャルロットさん・・・初対面の筈なのに何であんなに仲良さ気なの!?」
「私の・・・私の夢が散っていく・・・」
「馬鹿な・・・か、簡単すぎる・・・あっけなさすぎる・・・」
「一夏×シャルなんて幻想だったんや!」
以上、残間兄弟の様子でした。
なお、最後の台詞を吐いたのはなぜか隣のクラスの佐藤さんだったそうな。
ケース3 ベルーナ・デッケンの場合
「・・・という訳で遊びに来たぜ!」
「お話ししようよべるる〜ん」
(・・・どういう訳だ)
休み時間、保健室で一人のんびり昼食を食べていた僕の前に現れた(顔は覚えてないけど多分)クラスメート数人に、顔には出さずにそう思った。つーかべるるんって何だ。
しかもご丁寧に昼食持参、完全にここで食べる気である。いや保健室内にある大き目のテーブルを使えばみんなで食べる事も出来るけど。珍獣を見るように大量の見物客が押し寄せて来なかったのは有り難いが・・・最初に口を開いた二人は正直苦手なタイプだ。お人よしというやつは遠慮を知らないからな(偏見)。とはいえ露骨に嫌そうな態度を取るほどベルーナも非情にはなれない。どうしたものか。
「・・・・・・」
「あ、そういえば自己紹介してなかったな!俺は織斑一夏って言うんだ。同じ男同士仲良くしようぜ!」
お前の悩みなど知ったこっちゃねえと言わんばかりの眩いイケメンスマイル。わーコイツ一番苦手なタイプだよ。頼んでもないのに人の心にずけずけ入って来るタイプだ。僕は人付き合いは苦手なんだって。症状は軽いけど対人恐怖症なんだって。おい距離近いって、おい。
「私は布仏本音だよ〜。よろしくね〜」
妙に間延びした声でえへへ〜と笑う、袖が余りまくった服を着た少女。そのだらーんとぶら下がった袖をどうにかしなさいと言いたい。言わないけど。というか初対面の人間に接近し過ぎだ君たちは。
嫌ではない。けど何となく苦手。理屈じゃない、その正も邪もない純粋な瞳が何となく怖いのだ。・・・昔の事を思い出してしまうから。
――“あの事件”が起きる前の僕の友達も確かこんな目をしていたから。
いや、よそう。もう終わ
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