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不思議なスライム
不思議の誕生

[2]次話
空から何かが落ちてきた。
それは黄金に輝く木の実だった。

「キュー♪」

たまたま近くにいたスライムは、餌だと思って食べた。

「キュ!?」

スライムの身体は膨張して、盛大に破裂した。
木の実は猛毒を含んでいたのか?
哀れなスライム。
死んで「キュー」・・・いなかった。
しかし、破裂した場所にいたのは小人。
青い肌で青い瞳に青い髪。
何故か素っ裸の美少女。

「キュー。」

お分かりだろうか?
小人の正体こそ、先程のスライム。
外側だけが破裂し、内側は変化していたのだ。
見た目は15歳前後で、身長は20cm程。
お尻まである長い長い髪。
あえてもう1度言おう!
真っ裸の美少女である!

「キュー♪」

変貌した自分の姿に、スライムは大はしゃぎだ。
喜びの声を上げて飛び跳ねる。
その度に小さな胸が揺れる。
じー・・・はっ!
コホン(咳払い)。
凝視してはいけない。
スライムとはいえ、変態扱いされる。
私は変態ではない。
ほ、本当だぞ!

ぐー。

スライムのお腹が鳴った。
どうやら、お腹が空いたようだ。
餌を探しにトテトテと歩く。





今、不思議なスライムの物語が始まる。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・多分。



[2]次話


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