川神学園 臨時生徒集会
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!?
そんなことはさておき、千李と百代はかなり似ている。
二人は一卵性双生児で生まれ外見的にはほとんど同じだ。今は千李が髪をポニーテールにしているが髪を下ろしてしまえば、長く付き合ってる大和たちでやっと見分けがつくほどだ。
違うところをあげるとすれば、胸の大きさと、前髪クロスくらいだろう。百代は前髪がクロスがしているが、千李は前髪がクロスしていないのだ。
「はぁ……。わかったわよ。やればいいんでしょ?」
「うむ。腹も決まったようじゃのでは、少し待っていろ。そのうちみんな出てくるじゃろう。それまでに何を話すか考えておくんじゃな」
「はーい」
数分後
校庭に全校生徒が集まっていた。
みな臨時の集会ということもあってかざわついている。すると鉄心が壇上にあがった。
「みな、よく集まってくれたのう。臨時ということもあって多少ざわつくのもわかるが……。喝っっっ!!!!」
鉄心の一喝でざわついていた生徒達が、一気に静まり返った。
「うむ。では今日集まってくれたのは、去年から一人この川神学園から海外にいっとった者が今日帰って来たのでな、みなに合わせておくかと思ってな。三年生はすでにしっとるものが多いと思うが、一、二年生は知らん者も多いじゃろ。というわけでそのものに今から自己紹介も兼ねて多少話をしてもらうからのよく聞くように。ではあがって来い」
鉄心が言うと壇上に千李が上がってきた。
千李の登場に対し、生徒達がまたざわめき始めた。
生徒達からすれば百代と瓜二つの人間が現れれば驚くのも無理はない。
「えー。驚いてる子もいるとは思うけど……。私がさっき紹介に預かった川神千李よ。3年生は全員知ってると思うけど、1,2年生は知らない子も多いと思うから一応ざっと自己紹介しておくわね。苗字のとおり私は川神院の関係者。簡単に言うと百代の姉よ」
千李の姉貴発言に生徒の半分以上が驚いていた。
それもそのはず千李のことを知らない学生もいるのだ。そもそも百代に姉がいたこと自体初耳の生徒も多いだろう。
驚いている生徒を尻目に千李は話を進めていく。
「まぁ、世界を旅してたのはただ単に世界を見てみたかったからなのよ。とりあえず自己紹介はこんなところかしらね。他になんか聴きたいことある人はいる?」
千李が聞くと数名の生徒が手を上げた。
その中の目に留まった子を千李は指名した。
「じゃあ、そこの何でかわかんないけど体操着の女の子どうぞ。名前と組よろしくね」
「はい。1年Sクラスの武蔵小杉といいます。率直にお聞きしますが千李先輩は、どのくらい強いのでしょうか?」
武蔵小杉という子は千李に対し臆することなく聞いた。
そ
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