暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
14話:決め台詞はちゃんと決めるからこそカッコいい
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で放った攻撃を、腕で受け止める。そして押し返した後、突っ張りで突き飛ばす。
そしてデンガッシャーを組み立て『デンガッシャー・アックスモード』へ変える。
「「「「ガアアァァ!!」」」」
「フン、はぁ!」
別方向から来る怪人達を横なぎと縦斬りで倒す。
「なんかまた雰囲気変わった…?」
「斧を使うパワータイプみたいだね……」
「「「「ガアァアア!!」」」」
「まだあんなにいんのかよ…。まぁ、こっちもまだあるんだけどよ」
そう言いながら新たにカードを取り出す。
〈 ATACK RIDE・KOTAEWA KIITE NAI! 〉
三度俺の体からオーラアーマーが離れ、再び俺の体に。そして眼前につく仮面は龍を模している。
そしてデンガッシャーを再度組み立て、今度は『デンガッシャー・ガンモード』に変える。
「今更だけど、お前達倒すよ。答えは聞いてない!」
「「「「ガアアァァァ!?」」」」
俺が引き金を引くと同時に火花を散らしながら倒れる怪人達。
さらに今度はダンスを動きに入れながら、足を中心に使った格闘で怪人達を倒していく。
「答えきかないの!?」
「なんとまぁ、無理矢理な……」
「てめぇらはいちいちケチつけてんじゃねぇよ!まず自分の事考えろよ!」
戦いながらもこちらにちゃち入れてくる二人に、俺は叫びながら敵を倒していく。
するとそこで日差しが何かで遮られる。ふと見上げると上空には暗雲が立ちこめていた。
「これは……まさか!」
「はぁああ!」
次の瞬間、暗雲から赤い雷が降り注がれる。それはもう俺は勿論、味方の筈の怪人達も巻き込まれていた。
俺はそれを先に察知し、暗雲の元より一歩速く抜け出す。
「てめぇ……自分の怪人もいっぺんに!」
「あまりにも邪魔だったのでね。消させてもらいましたよ」
「アイツらはお前の部下だったろ!?なんで…!」
「部下?なんのことです?あれはただの手駒にしか過ぎませんよ」
雷の発生者、ウェザー・ドーパントは俺の言葉に呆れたように答える。
「さぁ、決着をつけましょう。仮面ライダー!」
「この野郎……。なら、てめぇにはこいつで勝負だ!」
〈 KAMEN RIDE・W! 〉
カードを発動すると共に両手を軽く開く。すると風と共に俺の体は新たな姿に変わる。
左半身を黒、右半身を緑で彩られ、赤い複眼に風になびくマフラーが特徴のライダー、『仮面ライダーW(ダブル)』へ変身する。
「その姿は…!」
「懐かしいか?まぁ、それも今回で見納めだろうけどな」
「言ってくれますね…」
と言いながら目の前で拳を作るウェザー・ドーパント。俺も身構え、戦いに備える。
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