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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第4話『怒れる獣』
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ろ?』
意気込もうとする二人に水を差すように、聞き覚えのある声が後方から掛けられる。反射的に振り返るとそこには、磯崎に、彼と同じシードである篠山ミツル、光良夜桜の姿が……。
「「磯崎(君)!?」
「龍野、テメェも物好きだな?そんな野郎の練習に付き合ってやってるとは……化身使いになれて、自分に余裕ができたからか?」
「お前、何しに来たんだよ?んな嫌味いいに来た訳じゃねぇだろ?」
「別にお前に用事はねぇよ、用事があるのはテメェだ、クマ」
「ぼ、僕!?」
熊井を指差し、自分が指名された事に思わず動揺してしまう。
「俺達はな、テメェがシードになった事に納得してねぇんだよ!龍野は化身を出し、シードとしては文句ないが、テメェは違う。お前みたいな奴が俺達と同じなんて、シードの名が汚れんだよ!」
「テメェ、クマだって必死でやってんだ!んな言い方する事ねぇだろう!」
「必死なのはここにいる全員同じだ!それにこいつがシードになった事に納得してねぇのは俺達だけじゃねぇ!他のシード達や訓練生達も少なからず俺達と同意見の筈だ。なんせこいつ以上の実力者は訓練生の中にも山のようにいるからな」
「好き勝手言ってんじゃねぇぞ!こいつは必死に努力して聖帝にも認められて、今でもみんなに認められるように必死に特訓して──」
「龍野君、もういいよ」
龍野の必死の訴えを、熊井本人が止める。
「何でだよクマ!今だけ言われてんのに」
「いいんだよ。みんなの実力に劣ってるのは事実だし、それに自分がシードとしてふさわしい実力かどうかを認めてもらうには口じゃなく、プレイしかないから」
そのまま磯崎の前へ出て、彼はさらに続けていく。
「磯崎君、君が一番僕の実力を認めてないのは知ってる。でもどうしたら僕をシードとしてふさわしいかどうか認めてくれるかな?」
「そうだな……お前ドリブルが得意で、今はシュートの練習もやってんだよな?」
「うん」
「その練習成果見せてみろ?俺がディフェンダー、キーパーには篠山が入り、2vs1の状況でお前が見事シュートを決められたら俺達はお前をシードとして認める。ただし負けたら自分の意思でここを去れ!」
「何だよ!それッ!!2vs1って、クマがめちゃめちゃ不利じゃねぇか!!」
「ヘッ、特別に本人の口からギプアップを聞くまで何回でもチャレンジOKって事にしてやる。それとも、テメェ等のシュート練習は無意味だって事か?」
「!」
「ふざけんな!こんなの受ける必要ない!」
「テメェは余計な口挟むな!決めるのはこいつ自身だ?どうなんだクマ?やるのか?やらないのか?」
磯崎の言葉に、熊井は少しだけ戸惑ったように黙り込んでしまうが、決断したのか、そのま
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