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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第4話『怒れる獣』
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のままでも悪いって訳じゃないんだけど、オフェンス技を覚えるのにボールコントロールとテクニックは必要だよ!さぁ、まずは僕をドリブルで抜くことから!」
「はぁ〜、ニコニコした笑顔の割にはスパルタ」
「そんな事ないよ!ほら頑張ろう?」
交互に先生のような立場を交代しながら特訓を行う二人。互いに激しい特訓を行い、数日経つと徐々に変化が表れ始めた。
「そりゃッ!!」
「おぉっ!だいぶシュートの威力が上がってんじゃん!」
熊井のシュートの威力は増し、龍野はキーパー代わりに入っても止める事が出来ない程、力強いシュートを放てるようになり、その事に本人も龍野も嬉しそうに喜んでいる。
龍野の方でも特訓の成果が表れ、ドリブルはかなり上達し高いボールテクニックとコントロールを身につけ、再び熊井とのボールの奪い合いを行う。
「止めるよ!」
「へっ、行くぜ!!」
ドリブルで突き進んでいき、ブロックしようと止めに入る熊井にも足を止める事なく突っ込んでいき、そして力強く地面を蹴りあげた瞬間、必殺シュートを撃つあの時のように、また波が出現する。
「うおおおおぉぉぉぉぉ────ッ!!」
「!」
出現した波を滑るかのように、フィールドを高速で駆け抜け、そのスピードに止めに入ろうとした熊井の真横をあっさりと抜き去ってしまう。
「あ、あれ?俺、抜いたのか?」
今起こった事に、熊井を抜き去った事に実感を持てていない龍野だが、その勝負に真っ先に熊井は感激したように嬉しそうな様子で。
「やったよ!龍野君!!ついに完成したんだよ!君のドリブル技!!オフェンスの必殺技が!」
「!、や、やったんだ!俺!やったーーッ!!!ついにオフェンスの必殺技完成だぜ!」
「おめでとう龍野君!すごいね、さっきの技!」
「あぁ!お前のお陰だぜ、クマ!」
「いやいや必殺技を引き出したのは龍野君自身の力だよ。本当にすごい!みんなが君をシードとして認める筈だよ」
「そ、そうかな。ありがとう。でもさっきの技、名前なんてしようかな?」
「う〜ん、波の上を滑るように、そして高速で駆けていくあのスピード、名付けるなら”ウォータージェット”っていうのはどうかな?」
「”ウォータージェット”!いいなそれ!いただきだぜ!」
新技であるウォータージェットの完成、そして又一つ強くなった事がとても嬉しく、ガッツポーズをしながら拳を突き上げる。
「さて!俺のオフェンス技は完成だ!今度はお前の番だぜ!!」
「うん、負けてられないね!僕も絶対必殺シュート完成させるよ?」
「その意気だぜ!クマなら絶対必殺シュートを完成させられる!!」
『こんなとこで何しようが無理に決まってんだ
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