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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第4話『怒れる獣』
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れないなんて酷い話じゃんか!」
「ありがとう。やっぱり君に相談できてよかったよ。でも仕方ないんだ、努力はしたけど周りと比べて自分がまだ劣ってる事は自覚出来てるし、自分でもまだシードとしては未熟なんじゃないかな?とも感じてるし」
「でも」と付け足しながら、なおも言葉を続けていく。
「どんなにボロボロになっても訓練、そして訓練後の練習を必死にやり続け、そして見事に強力な必殺技と化身を繰り出して、みんなに認められたシードの龍野君を見て思ったんだ。僕も君みたいに周りに認められるようなプレイヤーになりたいって!」
「へぇ〜、ってちょっと待て!訓練後の練習って、まさかお前見てたのか?」
「あっ、ごめんね!何か磯崎君と戦った時に始めて君を見たんだけど、どうも気になって、それから訓練時間が過ぎても君の姿を見かけなかったのがつい気になって、それでシードの浪川さんと練習してる君の姿を見ちゃってさ」
口を滑らしてしまい、隠しきれないと思ったのか正直に話し、練習を覗いていた事を申し訳なさそうに謝り、それに対して龍野は練習を見られていた事にどこか恥ずかしそうな様子。
「何か見られてたって言うと恥ずかしいな。まぁいいけど」
「あの本題に戻るね、それでさ、もし良かったら僕に練習つけてくれないかな?僕も龍野君みたいに、皆に認められる実力をつけたいんだ。欲も言うなら化身も出したいし、誰よりも強くなりたい」
そこまで言いかけた時、「ハッ!」とした様子で慌てて口を一旦止める。
「ごめん!つい熱くなって!!図々しかったよね。本当にごめんね、こんな事頼めるの龍野君ぐらいしかいなくて」
「大丈夫だって!むしろ俺を頼って来てくれるなんて嬉しいし、俺でよければ喜んで練習付き合うよ?頑張って、皆を見返すぐらい強くなろうぜ!」
簡単に承諾してくれた事が意外だったのか、少しだけ驚いた様子だったが、すぐに「ありがとう!」と、龍野の手を握りながら嬉しさを表現している。
「まぁまずは簡単にボールの奪い合いからやろうぜ?俺をドリブルで抜けるかどうか!」
「うん、手加減なしで行くよ?」
「勿論!俺も全力で行くぜ!」
グラウンドに上がるなり、早速練習に取り込む二人。まずは軽いボールの奪い合いから始め、ドリブルで進んでいく熊井の前にボールを奪おうと立ち塞がる。
「簡単には抜かせないぜ!」
「フフッ、行くよ!」
その言葉と共に足元にあるボールにスピンを加え、スピンを掛けられたボールは回転により土煙を上げ、その煙は二人の周りに広がり、龍野の視界を奪う。
「!、ど、どこだ!?」
「見切れるかな?」
「ぐっ!……そこだ!!」
土煙の中、一瞬だけ影のような物が視界に移った瞬間、即座に右に
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