シェフを求めて…
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だろー。てかアスナに構ってやりなよ。」
「あ、そういえば。珍しいな、アスナ。こんなゴミ溜めに顔を出すなんて」
キリトはアスナの方に向き直り言った
キリト…と俺もか、がアスナを呼び捨てにするのを聞いた、アスナのつれ?それとも護衛とかか?とエギルの顔が同時にぴくぴくと引きつる。
だが、エギルの方はアスナの方から、お久しぶりですエギルさん、と声をかけられだらしなく顔が緩んだ
「エギル、きもいぞ」
一応、アスナとエギルも知り合いだったか
アスナはキリトの方に向き直り、不満そうに唇を尖らせた
「なによ。もうすぐ次のボス攻略だから、ちゃんと生きてるか確認に来てあげたんじゃない」
「フレンドリストに登録してんだから、それくらい判るだろ。そもそもマップでフレンド追跡したからここに来れたんじゃないのか」
キリトがそう言い返すと、ぷいっと顔をそむけてしまう。
はぁ、鈍感だな。
アスナも可哀想にまあ、キリトはいろいろと優しいところあるしな。
はぁ、アスナも呆れてるな
「生きてるならいいのよ。そ……そんなことより、なによシェフどうこうって?」
「あ、そうだった。お前いま、料理スキルの熟練度どのへん?」
へえ、アスナも料理スキルあげてたのか。
「聞いて驚き…って。さっきもうでたか、先週にコンプリートしたわ」
「なぬ!?アスナもか!?」
まあ、驚きと言うより呆れか?
スキルコンプリートには時間すげえかかるしな。
「その腕を見こんで頼みがある」
キリトは、アイテムウインドウを他人にも見える可視モードにして、アスナにラグー・ラビットの欄をアスナにみせる。
アスナはそれを見て眼を丸くした
「うわっ!こ……これ、S級食材!?」
「取引だ。こいつを料理してくれたら一口食わせてやる、ハデスもだ」
キリトが言い終わらないうちにアスナは右手でキリトの胸倉をがしっと掴んだ。
そのまま顔を近づけ、数センチの距離までぐいと寄せて、
「は・ん・ぶ・ん!!」
キリトは顔を赤くして頷く
てかオレの分はー
「オレの分もーだから三分の一ねー。それと、お前らそんなに近づいて恥ずかしくねえのか?」
キリトはウインドウを消去しながら振り向き、エギルの顔を見上げ
「悪いな、そんな訳で取引は中止だ。」
「いや、それはいいけどよ……。なあ、オレたちダチだよな?な?オレにも味見くらい……」
「感想文を八百字以内で書いてきてやるよ」
「そ、そりゃあないだろ!!」
「オレが今度、料理振る舞ってやるよー」
アスナはキリトのコートの袖をぎゅっと掴み
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