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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第2話 真祖 アカーシャ・ブラッドリバー
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『ええ。 うーん…そうですね…口で説明するより実際やった方が早いですね。』
手をかざした先に… そう映写機のように何もない空間に立体映像を映した。
「…これは?」
その画像を凝視する…。
『これは 私の魔術で 簡単に言えば…そう移動可能な図書館だと思ってくれていいです。…この術は…この世界のさまざまな自然…精霊達に語りかけ、精霊たちの情報を聞き、それを映像化することによって貴方達を調べました。…アルカードを追っている3人の戦士。 【退魔師 御子神 天明】 【妖術師 東方不敗】 【真祖 吸血鬼 アカーシャ・ブラッドリバー】あなた方をね…』
そして、映像をシャットダウンする…
アカーシャはため息を一つ…
「…ふぅ、今日は驚いてばかりね。聞いたことも見たこともない力…あなたの力、未知数というか… いえ…プライバシーの侵害ね?」
最後の方は、笑いながら 話していた。
「私達を知っていた分けは分かったわ!それで目的は?想像がつくけどね。」
『ええ……ご想像通り、私は貴女方と共闘したいだけのことです。だからこそ、私はこの極東の地まで来たんです。友人たちの仇を倒るために・・・』
そういうと、自然と拳に力が入る…
「そう…… 気持ちは分かったわ。 でもアルカードは今のこの世でもっとも危険な妖怪・・・ 吸収を繰り返しているあの男は、生半可な力では吸収されてしまう。貴方のことだから調べてるとは思うけどね。だからこそ3名の屈強な仲間だけで 討伐しようと考えていますから・・・」
そう言って真剣な表情をとる。
思いは伝わったが、生半可な力では、本当に危険なのだ。
犠牲者が増えるのは好ましくない。
言いたいこととは伝わった…
『それは、私の力を見たい… ということですね?』
不適な笑みでアカーシャを見つめた。
「…ええ、 幸いなことに東方不敗さんは本日、日本に来てます。御子神さんはいらっしゃらないですが、私たち、3名中2名が認めれば まず、問題ないと思うので…」
そう言って笑うアカーシャには…不穏な気配が…
そして、今までのアカーシャがうその人格に思えるほど 鬼気迫るオーラを出していた。
そして、深い闇のような力を…感じる…
ジャック side
さすがは不死の
吸血鬼
(
ノスフェラトゥ
)
… 冥王の首領となる女…だな…
そこが知れないほどの威圧感・・・先ほどのバンパイア達も確かに威圧感があったが、それとは正に天地程と言っても大袈裟ではない・・・
……ジャックは心底喜んでいた。
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