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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第2話 真祖 アカーシャ・ブラッドリバー
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それに2人で話したいからな このバンパイアABCDEたち邪魔だな…。
(よし直球で行こう!)
『知ってますよ!もちろん』
そっと…後ろに回した手で…
術式を刻む。
“ブゥゥゥン………………”
そして、俺は口には出さずに、直接頭の中に語りかけた。
≪………あなたに会いに来たんですよ。真祖のバンパイアであるあなた… アカーシャさん…≫
これは所謂念話。
対象の頭の中…いや、心に直接語る技法だ。
故に他者には聞こえない。
「!!」
アカーシャは驚愕の表情を作る。
(…そりゃ、ビックリする……よな。 頭に直接話されて…その話が真祖であることもばれてる内容だし…)
とりあえず、会話はスムーズに行いたい…。
≪…落ち着いてください。私は貴女と2人で話したい。話の内容は…例のもうひとりの真祖…アルカードについて… いきなり、信用してくださいとは言えませんが、問題なければこの人たちを帰してくれませんか?≫
…返答を待つことにしよう。
アカーシャ side
今日はなんだか、胸騒ぎがする日だとは思っていた…
その胸騒ぎはおそらくこの事だったんだと、今ならわかる…
…見知らぬ男の人に私の正体を…見破られた?だけでなく あのアルカードのことまで…だ。
それを知ってるなんてこの人はいったい…
それに屈強な館の警備員たちの慌て様…何かされたってわけじゃなさそうだけど…
…間違いないことは只者じゃないという事…
それにさっきの頭に直接話しかけてきた所を考えるとこの考えも筒抜けのはず…ね…
ここは応じましょうか。
アカーシャ side out
アカーシャは表情を困惑から明るくさせ…
「!!あ!ごめんなさい!よく考えたらジャックさんが私のことを知ってるのは 当然よね!」
手を両手でポンっと叩き笑った。
「え?そうなのですか?」
男達があわてた様子で尋ねた。
「あはは… ええ もう3年ほど前になりますか…ヨーロッパに行ってたときに知り合ったの ジャックさんが『初めまして!』なんていうから戸惑ってしまったのよ…///」
照れ笑いながら話を繋いでくれた
(やっぱしいい人?だねアカーシャさんって…信じてくれたってことかな?…///)
顔が赤くなってゆくのがよくわかる…
「貴方たち 彼は大丈夫です。私が保証します。持ち場に戻ってくれてかまいませんよ」
「……分
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