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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
1.プロローグ 死と旅立ち。
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た方に振り向くと…
真っ白な純白のドレスを着た女性(かなりきれい///)が立っていた!
……とゆーか浮いてた。
『ッ!!だっ誰ですか?貴女は?』
混乱する頭の中。
でも……誰だ?って言ってみたけど、
実は大体は想像はつく。
死を理解した自分が行き着く先は死後の世界。
つまりは、案内人か何かだろう。
女性だから女神様になるのだろうか?
(女神様……か。 いるんだね… ほんとに、たまに〜キリスト教を信じなさい!〜的な宣伝カー見るけど、……こりゃもっと真剣に聞いてたら良かったかな?)
「へぇー こりゃまた驚いた。アンタ何者よ?」
声の主は好奇心旺盛な眼差しだ。
だけど、とりあえずツッコんでおく。
『いや、何者って……いきなり声かけてきたのアンタじゃんか。』
…陽一は半分あきれるように言葉を返した。
「あははは、そりゃそうね。ごめんごめん!今までのこういう不慮の事故で死んだ人間って、死んだことに理解するのかなり時間かかってたんだよねー その上死んだの認められなくてそのまま自縛霊になっちゃったり……。 経験上さ!なのに貴方は直ぐに死んだの理解して受け止めて、尚且つ私の正体も推察してたからさ!あたし驚いちゃって!」
頭をポリポリとかきながら…笑顔でそう言っていた。
(………てへへ〜って顔されてもな……。)
顔は物凄く美人だからちょっと話すの照れくさかったけど意外とスムーズに会話できた自分に驚きながら話を続けた。
『……なるほど、合点がいきました。元々創造の通りだと思うし、貴女は俺が考えてたとおりの存在で間違いないんですね?』
一つ呼吸を置いて陽一はまだ、苦笑している女性にそう聞く。
「そうだよー びっくりした?アタシも君みたいなタイプの人間初めてだからビックリしたよ!」
互いが初めての経験のようだった。
……会話も弾む…そのうえ…
なーんか 話が和んできた…。
未練がないとは言え、≪死≫に関してはやはり精神的にくるのだけれど。
……楽しいと思えた。
でも、本題に入らないと進まないみたいだ。
『はぁ……じゃ早速天国でも地獄でもどこでもつれてって下さい。もう未練はないですから。』
と目を瞑り、空を見上げながら話した。
あわよくば……会いたい人もいる。
死ねば同じところへ来るのであれば……。
だけど、記憶を持ち、且つその場所へいけるのだろうか?
答えはでない。
聞きたくもない。
なら、記憶があるのであれば その場所で探し続ける。
記憶が消去されるのならば……
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